【HUNTER×HUNTER】 虹眼で半魔獣の少年

№20 ニギリズシ×ノ×スイソク ページ21

んー…ニギリズシ……か

アズリ『なあ、2人ともニギリズシってどんなのか知ってる？』

僕は少しの期待をかけ2人に聞いたが何しろ小さな島国のしかも民族料理らしい
当然｢知らない｣と声を揃えて言ってきた

アズリ『……だよね』

道具を見る限りは包丁、しゃもじ、それと調味料などが置いてあった
道具とメンチさんの発言から予想されるのは2通りだ

ご飯を卵大位に握りそこに何かを乗せるようなもの

何かを握り(ハンバーグみたいなもの)そこにご飯を乗せるか

これは推測だけれども恐らく前者であろう
ご飯が用意されてると言う事は少なくともご飯は必要不可欠
つまり、ご飯を基盤にした料理だと考えられる
後者の場合ご飯以外にも多数の工夫次第では何とかなりそうなので違うだろう

じゃあ握ったご飯に何を乗せるかこれが問題
先程メンチさんの所に小皿があり恐らくあの小皿に収まる大きさのものであろう

ご飯に合うもの……

僕はここに来るきっかけとなったステーキ定食を思い出した
あの肉とタレはご飯にもとても合っていた

あれだ！！

そう判断し森から牛の肉を取って来たが僕が帰ってくる頃には誰も居なかった
恐らく皆も何か食材を取りに行ったのであろう

僕はあまりそれを気にかけずに長方形に肉を切りそれを焼きタレを作って先程握ったご飯の上に乗せた


アズリ『完成しました！』

メンチ｢あら、速かったじゃない｣


アズリ『ではどうぞ』

僕は先程作った寿司をメンチさんに見せる
するとメンチさんは少し悩んだ表情を見せながらも寿司を食べ終えた
メンチ｢んー……判断が難しいわね
味は完璧よ……ただ｣

一体何を悩んでいるのだろうか
メンチ｢まあいいわ！形は合ってるし私はニギリズシなら良いと言ったもの！合格！｣

アズリ『やった！』

何を悩んでいたかは結局分からなかったがとにかく合格はできた
そしてそれから皆が帰って来て手に持っていたものに驚く

何と皆魚を持っていたのだ




アズリ『魚……？』

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