№2 シコウ×ノ×オニク ページ3
鉄板の上ではジュージューと音を立てて肉が焼かれそこからは肉汁が溢れている
僕は肉にフォークを当ててみた
するとフォークは肉の中へと沈んでいき少し肉汁が出てきた
ゆっくりとナイフを入れ一口サイズに切った肉を口へと運ぶ
アズリ『……うまい』
思わず声が出る
肉はとても柔らかく口の中でスーッと溶けているかのように思えた
そしてこの店特製のタレに付けて食べる
アズリ『うまい……』
再び声が出る
それも無理はないだろう
タレ自体もしっかりとしているが決してしつこくなくそれと言って味が弱いわけでもない
まるでこの肉のためだけに作られたかのようなタレ
このタレのために肉があり
この肉のためにタレがある
まさに至高
この言葉しか見つからなかった
僕は時間の経過も忘れてただ目の前の肉を食す事だけに夢中になっていた
食べ終わる頃には頬に水が伝っている事に気付く
涙が止まらなかった
この肉を最後に食べれて……本当に良かった
アズリ『ご馳走さまでした』
これ以上無いほど感謝の気持ちを込めそう言った
さあ、そろそろ行くかな
そして扉を開けた先は
――――こじんまりとした店では無く地下道のような所に何百人もの人が集まった所だった
アズリ『……え?』
28人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫陽花(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます!ペースが落ちて来てるので頑張りたいと思います! (2015年3月7日 20時) (レス) id: 38769d9d08 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 面白かったので更新頑張ってください (2015年3月5日 2時) (レス) id: 2a7f5290d4 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!テスト期間なので更新出来て無いですがテスト終わったらまた更新したいと思います! (2015年2月22日 11時) (レス) id: 38769d9d08 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すっごく面白いです!!続き楽しみにしています!! (2015年2月22日 9時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - そらさん» ありがとうございます!良い作品に出来る用に頑張ります! (2015年2月10日 21時) (レス) id: 38769d9d08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫陽花 | 作成日時:2015年2月5日 22時