【HUNTER×HUNTER】 虹眼で半魔獣の少年

№12 モウヒトツ×ノ×テキ ページ13

｢うわあぁあああ！！｣

深くなった霧の後方から悲鳴が聞こえる……が聞こえた場所は今走っているコースから大きく離れている
ゴン｢何であんな場所から悲鳴が！？｣

キルア｢だまされたんだろ｣

足音がかなり減ったと思ったらそう言う事か…
1人納得しているとゴンが心配そうに後方にを向いていた
その様子を見たキルアがゴンに呼び掛けた

キルア｢ゴン！ボヤっとすんなよ
人の心配してる場合じゃないだろ｣

ゴン｢うん…｣

アズリ『…気持ちは痛い程解るけど前を見てよ
すぐそばに居る人が霞んで見える一度はぐれるともうアウトだよ』

僕達の目の前を走っているサトツさんが霞んでいる

キルア｢そう言う事だ
友達の悲鳴が聞こえないように祈るんだな｣
そう言い終わった瞬間

｢ギャッ！｣

｢ぐっ！｣

たくさんの悲鳴が霧の中から聞こえてきた
位置的にはかなり離れているがその悲鳴を聞いた瞬間ゴンの走る方向が真反対へと変わった
ゴン｢レオリオ！！｣

仲間の元へ向かったのだろう
キルア｢ゴン！｣
止めようとするキルアの声も聞かなかった
僕は少し間を置き走る方向を変えようとすると
キルアが｢アズリも行くの？｣
と言ってきた

そして
｢……ゴンが向かったのはまだ解るけどアズリには何の関係も無いはずだ

何で行くの？｣
こう続けた

アズリ『…そうだね
確かに関係ないよ……
でも生きる目標が出来たって言っとくよ』

そしてゴンが向かった方向へと走り出した



キルア｢……生きる目標ねぇ｣

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