排球の館

Mystery House 14 ページ14

「あっ！このお店…！」






このお店は最後に堅治と遊んだ時に私が行きたいって言っていたお店だ。







堅治覚えてくれてたんだ…。






ニロ「予約していた二口です。注文していたものをお願いします。」







と店員さんに話しかけていた。






わざわざ予約までしてくれてたんだ…。







「ねえねえ、さっきからメニュー出てこないんだけど…。」






私はメニューなんか無くても食べたいものは決まっている。






このお店の看板メニューでもある生クリームたっぷりのパンケーキが食べたい…！






ニロ「もうすぐで来るから。」







と堅治が言った。と言っても店員さんは一向にこっちに来る気配がない。






私が店員さんを呼ぼうとした時






私たちの座っている席の上のライトが消えた。






と同時に店員さんが何かを運んで来た。






店員「お待たせしました。お誕生日おめでとうございます！」





と店員さんが言い私の目の前にチョコレートでお皿にHappy Birthday と書かれているものが出てきた。





「あっ！これって！」





店員「はい、この店の看板メニューになります。」







あれ、てか私今日誕生日だっけ…？？






と思いスマホの画面を確認する。







ニロ「忘れてたのかよ！まぁそんなことだと思ったけど。」






と言うと堅治は私に細長い箱を渡してきた。







開けてみると中にはネックレスが。






「ありがとう、本当にありがとう。」







私は嬉しくて涙が出てきた。







ちゃんとここにいるんだ…。







私のことを見てくれる人が…。







その後はネックレスを付けてもらって店員さんに2人の写真を撮ってもらって、美味しく食べて店を出ました。






「こんなに幸せな誕生日初めてかも！」






なんて話しながら歩いているといつも何か館の前だった。

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