排球の館

Mystery House 1 ページ1

はぁ……。寒いなぁ。





季節は2月。現在の時刻 夜の6:30






「これからどうやって生きていこう…。」






遡ることおよそ3時間




父「なんで何度言っても出来ないんだ。こんな出来の悪い奴俺たちの子じゃない。」





母「ホント。どこで道を誤ったのかしら。」






祖父「お前は東堂家の恥じゃ。もう家に2度と戻ってくるな。」






と家族全員から言われ私は家を飛び出してきた。






持っているものはケータイと財布のみ。







だけどケータイの充電は残り14%





所持金は200円しかないのだ。






追い出された理由？





私は東堂財閥の一人娘。





祖父や両親が私に求めるのは “完璧”






今回の期末テストで私は12教科中 10教科しか100点を取れなかった。






ほかの家庭に生まれていたならば きっと褒められていたことだろう。






しかし高校に入ってから私は全て満点を取れたことがない。






それにしびれを切らした両親たちが私を追い出したのだ。






あれ、そう言えば私






生まれてから1度も褒められたことってないのかもしれない。






テストで満点とっても 当たり前。






成績がオール A でも当たり前。








1度でいいから 両親から褒めてもらいたいな…。







なんて考えながら私はブランコをこいでいた。









ブランコをこいでから5分くらい経った時








「風邪ひきますよ。」





と 誰かに声をかけられた。

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