私の三年間。 (ページ8)

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「じゃあ俺は着替えていくから、川瀬さん、先行っててな。」

「了解した。」

大平君が着替てくるみたいなので敬礼して先にいくことにした。

バレー部の部室付近からすぐに体育館に到着。

扉でさえでかく見える…。

(私そんなに身長低かったっけ…？)

そう考えながら重い体育館のドアを開け、顔を出した時

ドゴンッ！

「ひぃっ！」

私が顔を出した真横にボールが飛んできた。

「すみません。大丈夫ですか。」

「あ、ああ。大丈夫です…。」

(大丈夫じゃねえよ…！)

心の中でこんなことを思っているのは秘密だ。

私は声をかけてきた人の顔を確認しようと顔を上げた。

すると

「あ…。」

見覚えのある顔だった。たしか…

「ウシワカ…？」

無意識に相手の名前を口走っていた。

「…俺のこと、知っているのか。」

そう聞かれてハッとした。

「！ご、めんなさい。勝手に名前呼び捨てにして…。」

ほぼ初対面の相手を呼び捨てにしてしまった罪は重いと思い、謝ると

「別に構わない。」

…構わんのかいっ。

「が、俺は牛島若利だ。ウシワカじゃない。」

牛島若利くん…か。

「はい。名前教えてくれてありがとう。」

「ああ。」

とりあえず一人と名前を共有…できてないな。牛島君だけだったわ教えてくれたの。

まあ、名前をひとつ覚えた。

…なんかド○クエっぽk((

…そーりーね。