しがない婚約者Aとしてでも ページ3
それはどういう意味……、と、聞こうとしても口が動かない
ショックではない、私みたいなオタク大学生その１がツイステッドワンダーランドの主要かつ美形キャラに振り向いてもらおう、何て都合が良すぎる
ついでに言うと、婚約の話が出てきただけでも奇跡中の奇跡なのだ
五万といる女の子、その中から何故かは知らんが私が選ばれただけ
気まぐれだ
まあ、ちょっとだけ、一日だけでもあのリドルの婚約者気分になれた
それだけでオタクは十分
「何か言うことはおありかな？」
ただ、疑問に思うことはこの頃からリドルには思いを寄せる相手がいたと云うこと
初恋かな？
何て、気になってしまう
勿論、声に出しては言えないけれど
「……ありません」
「…そうか、なら…」
そして、全てが決まろうとしていた
子供による独断での婚約破棄
.
しかし、世の中はどこも甘くない
勿論、子供だけでそんな事を決められる筈がなく……
「リドル！ 何でそんな事を勝手に！」
「Aも何を頷こうとしてたんだい？ 婚約を申し込んだのはこっちだと云うのに…」
こってりと、互いの親から怒られた
リドルは
「賢いリドルなら分かるでしょう？ 断ったら…」
「全く、不敬な真似を…」
等、教育ママから酷く呆れられていた
私は、助けられなかった
因みに、婚約を申し込んだのはこっちだと言っていた
選ばれた訳でもなかった
そりゃあ振られる訳だわ
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繊維(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございます！ 更新頻度を保てるよう、精進します！ (2020年7月14日 20時) (
レス) id: 0e042773dc (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - 好き。続きを待ってます。更新お願いします!!!!!!! (2020年7月14日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繊維 | 作成日時：2020年7月12日 19時
