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「こうやって話せるのも、今日でおわりだな。」
自分に言い聞かせるように、そうAに言葉を投げる
A「……やだ、っ、」
跳ね返って来たのは、この数日で初めて感じた
親に縋るような、甘えるような そんな表情と口調。
「急に子どもみたいになるじゃん(笑)」
A「っ、子どもだし、パパ、の」
お前、その言葉がどんだけ嬉しいか分かってる？
今までの苦しさが一気に晴れていくみたいで、スッと心が軽くなった
.
世界一愛しいお前が
これから先ずっと、幸せでいられますように
俺はあっちで祈ることしかできないから。
これは俺が直接教えてやれる、最後のこと
「約束して。
俺の生きられなかった時間、ちゃんと
自分の人生過ごすって」
“でもわたし、分かんないよ、…っ、”
そうやって、迷ったっていいんだよ。
いくらでも踠いていい。
生きてるからこそできるんだよ、全部。
「この先まだまだ長えんだから諦めんな。
いつか見つかるよ。…大丈夫。」
本当はAが何かに躓くたびに言ってやりたかった、“大丈夫”。
これからのAを何度でも守ってくれますように。
そう思ってたたら、伝えずにはいられなかった。
A「ねえやだ、っ、！
…いかない、で、…っ、」
もうとっくに透けてしまった俺を見て、そう引き止める。
俺だって、やっぱりずっとここに居てえよ
でも
A「ぱぱのこと、もう忘れたくない…っ」
この言葉が聞けたから、もう思い残すことなんてないや。
万が一また思い出せなくなってもいい。
ここで一緒に過ごせたことはちゃんと現実で、ずっと変わらないから。
「俺も、お前のことずっと憶えてっから。」
最後くらい、俺の好きな笑顔見してよ
思い出すのはいつも、笑ってるお前がいい。
A「パパ、…っ、またね、」
「またな、A」
触れられないと分かっても、最後に触れたかった
泣きながら笑うAの頬を包んだ両手から、
不思議と感じたかった温もりを感じた。
ああ、幸せだったな＿＿＿＿＿.
迎えに来た天使たちに連れられて
身体が空に昇っていく感覚が、した
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
