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ふと、視線を置いた先。
そこでキラリと光ったのは
ゴツゴツとした左手の薬指にハマった、シルバーリング。
「私！！！！ふ、不倫とか！そういうの絶対しないから！！！！」
湧「は？お前急に何言ってんの？」
「それ！！！！ケッコン指輪でしょ？！」
湧「ん？あー、いいっしょこれ！奥さんとおそろい。俺の宝物」
そう言って、愛おしそうに自分の薬指に輝くわっかを眺めて
わたしに見せつけるように手の甲を向けて
また、にっ と優しく笑った
そうなると、生まれるのは一つの疑問。
「、、、こども、とかは…？」
湧「…いるよ？
めっっっっっっっっちゃかわいい。世界一かわいい。」
「はあ？だったらこんなとこいないで早く帰りなよ、惚気とかまじでだるい。」
湧「もーそんなカッカすんなって！んじゃあ、そろそろ行くか。」
「早く帰ってください」
湧「はいはい(笑)じゃあまたな、」
よいしょ、なんておじさんみたいな一言を添えて立ち上がったわくは
ひらひらと手を振りながら、来たであろう方向に帰っていった。
あー疲れた。
ふう、とタバコを吸っていた時よりも大きく息をついて瞬きをした頃には、
彼はとっくに視界からいなくなっていた。
てか、また、、？またって言った？
その言葉が社交辞令であることを願いつつも
いつもとは違う空気の流れに
気づけば私はぷかぷかと、
ひとり 漂っていた
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
