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＿＿..
あの頃にしては割と、気温が高い日だった
仕事から帰ってもいつも寝顔しか眺められずにいたAと
どっちかっていうと俺が遊びたくて、(笑)
昼下がり、家族3人。
朝からはしゃぎまくってたAを連れてやって来たのは
いつもより、ずっと広い公園だった。
買ってやったばっかりの砂場セット持って走って、手真っ黒にしながら
一緒にわけわかんないかたまり作ってさ(作らされた、が正しいか。)
すべり台も何回一緒に乗ったか分かんねーし
ブランコに乗るちっちゃい背中を、どのくらい押し続けたかも分かんねえくらい。
そのくらい、ほんとに楽しかったんだよ
もう今日は飽きるまで遊んでやろうって
小さい足でまた踏み出したAに
着いてこうとした時、だった
目の前を通り過ぎたのは、ピンクのまるいボール。
と、それを追いかけるようにちょこちょこ走る女の子。
「ちょ、…あぶないよー？」
先にあるのは、公園の出口と道路。
少し大きめの声で呼びかけても、夢中なあの子には聞こえてない。
親とか、兄弟とかは…？
周りを見渡しても、追いかけたり探したりとか
それっぽい人は誰もいない。
うそだろ、と思ってもう一回後ろを振り返れば
あの子は既に公園を出そうなところまで駆けてしまっていて
「っ、ごめん、Aお願い」
『パパ、？どうしたの、』
「すぐ戻る！！」
ほっとけなかった。あんな小さい子。
気づいた俺が助けないでどうすんだよ。
日陰で俺らを見守ってた奥さんにAを預けて、無我夢中で走った
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
