３rd day ページ33
*
…朝か、。
俺のことが見えてるのか、
まるで邪魔だって言うかのように、バタバタ羽をはためかせながら鳥が突っかかってくる。
「はいはいわかりましたよ、」
寝そべっていた木の枝から身体を浮かせて離れれば、
満足げに隣の枝へと羽をやすめたその鳥。
「なんだ、こどもいたんだ…ごめんな。こんなところで寝て。」
昨日は暗くて見えなかった、その巣。
そりゃこんなのが子どもの近くにいたら威嚇するわな。
自分と見えている世界も、生き方も違う動物だって
家族が大事なのは同じだ。
いくらこの世に、そばに、いられなくたって…それは同じ、。
今日の夜を越えれば、もう残りは２日か１日だ。
「早すぎだろ、マジで(笑)」
ずっとあっちでのんびり過ごしてたせいで
時間の流れってこんなに早かったっけって、思わず苦笑いが零れる
「今日は何すっかなあ。」
夕方過ぎには、奥さんが家に帰ってくるはず。
そして0時前後になったら、今日もAに会いにいくんだ
それまでの時間なんて正直どうでもいい。
今日はどんなことを話そうか、伝えようか。じっくり考えるのもありかもしれない、と思う。
こんなに夜ばかり待つことも、今まで無かったに等しい。
まだ朝だっていうのに、早く日が暮れないかな。なんて。
あっちとこっちを繋ぐ階段みたいな
大きな入道雲を眺めた
.
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
