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今日はちょっと遅かったかも、なんて後悔しながら
既に駐車ブロックに座っていたAのところに姿を現す。
あたかも丁度今来ました、みたいな顔をして。
隣の駐車ブロックに、座ったふり。
俺もう筋肉痛とかなんないから空気椅子なんて簡単にできんの。すごいっしょ？(笑)
A「なーんでまた顔合わせなきゃいけないかなあ、、」
わざとらしくそう呟くAの生意気なひとことも、全部愛しくて。
あの頃と違って、ちゃんと言葉が通じて
会話ができている事実が嬉しくて。
昨日も今日も、話しているうちについつい楽しくなっちゃう自分がいた
ふと、目に入ったAの手元。
…あのジュース、まだ好きなんだな。
ちっちゃい頃もお前大好きだったんだよ、それ。
そんな昔話も、できるわけないんだけどさ。
“今からでもビールの１本くらいこの店に貢献してきて。”
“おれさあ、アルコールアレルギーだから。ムリムリ！”
“だからしたらいいじゃんって。できないの？”
“社会人になるといろいろ制限ってもんがあんの。”
俺って、こんなにウソつくの上手かったんだ
本当はお前と花火もしたかったし、スイカだってなんだって食べたかったよ
ハタチになったお前と一緒に、お酒だって飲みたかったに決まってんじゃん。
もっともっと、やりたいことは山ほどあった。
それはもうできないけど、今こうやって話せてることは本当ならできてなかったことだ。
自分の中では2歳で止まってしまっていたAが、まるでパズルのピースが次々埋まっていくみたいに
20歳のAへと変わっていく。
それが寂しくもあって、嬉しくもあった。
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
