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「ねえ、おにーさん何歳なの？」
あーだこーだ言ってなかなかいなくならない隣の人物に、ふと聞いてみた。
高校生、と言われても正直信じられる見た目ではあるけど
喋り方とか佇まいからは、幼さがあまり見えてこない。
だから、なんか不思議だった。
湧「ん？あー、何歳に見える？(笑)」
「何その質問、だる。どうでもいい。」
こっちから聞いたのが間違いだったのか、途端に嬉しそうに目を輝かせる。
笑った瞬間チラッと見えた犬歯に、なぜか目が離せなくなった｡
湧「あー！！分かったって！！
なんで若い奴らってすぐだる！とかいうわけ？！」
お前が1番言ってそうだけどな、と言いたいのは我慢して
早く教えてよって、じっと見つめながら無言の圧で訴えてみる。
湧「、、一応、28。」
「は？」
湧「なに、は？って。」
正直、思っていたよりも随分年上だった。
「いや、見た目若すぎじゃん。てかそんないい歳してナンパとかまじでやめた方がいいよ。キモいおっさんにでもなりたいの？」
湧「お前なんつー辛辣発言してんだよ、、てかナンパじゃねーし。俺そういうのしたことありませーん！残念！！」
｢…なんかむかつく、｣
湧「んなキレんなよ(笑)」
ナンパじゃないのなら、どうしてこんなところでこんなガキと駄弁っているのか。
ハタチとはいってもまだなったばかり。
正直なところ私はまだまだ大人なんかじゃない、と思う。
…少なくとも、28歳のこの人に比べたら。
にっ、と優しく笑った “ わく ” のとなり
そんなことを思った。
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
