Last day. ページ21
*
「ママあ、？どこ」
『んー？外！玄関の方！』
すっかり暗くなった空の下
声のする方へ歩いて行けば、次第にパチパチと焚き火のような音が聞こえてくる
「何してるの？」
『送り火。
って言ってももう時間遅いし、ほんの少しだけだけどね。ママ明日仕事忙しくて焚く時間ないから。
ちゃんとパパ、元の場所に送ってあげなきゃでしょ。』
「そ、そんなのしたら早く戻らなきゃだめになるじゃん。」
『それでいいの。さっき気づいたんだから丁度よかったのよ。
タイミング逃して帰れなくなったら困るじゃない。』
朝話した通り、ママとお家でお寿司を食べた。
もうお風呂も入ったし
ソファの上でだらだらしながら、アイスも食べた。
今日が終わるのも、あと30分弱。
でも私はまだ、ぱぱのことを忘れていない
ただ、バイトが無いことは忘れていた
というか、普通に見落としていた。
準備してから金髪メッシュとまた一緒なのかシフト表を確認してる時に、やっと気がついた。
��……また明日な。
ここで待ってっから、絶対来いよ。��
ふと、昨日の別れ際
わくに言われた言葉を思い出す。
わたし、今日は居ないのに。
そんなことも知らず、1人で待ってるつもりなの、？
明日、言い訳したら怒るかな。
だって私、知らなかったんだもん。
わざと行かなかったんじゃないよって、ちゃんと伝えればきっと許してくれ、る……
違うじゃん、待ってよ
今送り火を焚いてるってことは
『A！？こんな時間にどこ行くの、』
「……ぱぱのとこ、！！！」
バ先のコンビニまでは、歩いて10分。
走ればきっと間に合う
適当に足に引っ掛けてきたサンダルのせいで何度も転びそうになりながら、
街灯しか突っ立って居ない路地を、ただひたすらに走った
.
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
