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バタン、と閉めたドアを背もたれに寄りかかって
事務所にあるティッシュを数枚ひっ掴む。
最悪、鼻かんだら人中のメイク落ちるじゃん。
「？！どうしたんすか、あ、ティッシュティッシュ…！」
「うるさい、…っ、今鼻かんでる！！早く休憩行って、」
「こんな泣いたままレジ立てませんって。もう少し休んでてくださいよ。」
「できるもん、ばか、っ！」
「っ……なんか急に赤ちゃんみたいになった(笑)」
戻ってきた音を聞いてか、ひょこっと表から顔を出した彼。
泣きじゃくる私を見てオロオロしながら肩を持って、パイプ椅子に座らせてくれた。
��できる、！！��
��できません！！��
なんて数回言い合って痺れを切らしたのか、
ちょっと待っててください。なんて
また彼が表に戻って行ったのが2分くらい前。
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「Aさーん。元木Aさーん、？」
椅子に座る私の名前を呼んで、スッと目の前にしゃがんだ後輩が
何かを片手に、私の顔を覗き込んだ。
「俺が休憩から戻るまで、これで元気出ますか
特別っすよ。」
手に握らされたのは、パックのオレンジジュース。
それも、私が好きな 小さい方。
ふわりと一瞬頭に乗った手が
苦しくなるほど、優しかった。
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スイ.(プロフ) - リリーさん» こちらこそ読んでくださり、そしてコメントまでしていただきありがとうございます☺️そう言っていただけてとっても嬉しいです…！これからも楽しみをお届けできますように🌟 (8月18日 20時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 本気で涙が溢れ出した作品でした。素敵な作品をありがとうございます😭 (8月16日 20時) (レス) @page27 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2023年8月12日 23時
