妹1 ページ33
イトナside
休日の昼下がり、暇だったので駅前の人気スイーツ店に向かってたらなにやら人だかりが出来ていた
気になって人だかりの後ろから背伸びをして見てみると、どうやら人が絡まれている様だった
知らん人だったらスルーしようかとも思ったけど、そうもいかなくなった
隙間からなんとか覗いてみると、見覚えのある白縁メガネと、これまた見覚えのある長くて黒い長髪がチラリと見えた
人だかりを割って(？)助けるのも良いんだけど、それだと俺の"妹"だって事がバレるかもしれないからたまたま持ってたスイ兄のお下がりの丸縁メガネをかけて着ていた灰色のパーカーのフードを目深に被った
見る人によっては俺だってバレるかもしれないけど、今はそんなちゃっちい事言ってらんない
少し怪しいかもしれないけど下を向いて端の空いた隙間から人だかりに入り、ごくごく自然な感じで栞を後ろに隠し屈強な男達五人の前に向き直った
男1「あ？なんだお前」
栞「な、なんでここにi『ｼｰｯ、大人しくしてて。栞は今は他人のふりしてて』…うん」
小声で栞の口に人差し指をさして注意をし、俺の大切な妹をナンパしようとしたクソ男達の前に向き直る
男1「俺はそこの後ろの嬢ちゃんの兄貴だ。退けよ不審者」
見え透いた嘘を…不審者呼ばわりで少しカチンと来たけど、今は我慢しとこうか
『ごめんなさいお兄さん達。この女の子は僕の彼女です。すいませんが退いてくれませんか？』
声色を変えて言っても勘の良い人は気付く様で「イトナ」「フィッシャーズ」といった声が聞こえてきた
まぁしょうがないか…
男3「ハァ？嘘つくなよクソ野郎」
『嘘なんかついていませんよ？むしろ、僕の彼女がそこのお兄さんの妹さんだっていう確証はあるんですか？』
男1「あるに決まってるんだろうがよォ！そういうお前こそ、俺の妹が彼女だっつー証拠はあるのかよ！！」
『そりゃもちろんありますよ。あるよね？凛』
適当に偽名を言って、後ろの栞をチラッと見ると大きく頷いてわざとらしく俺の腕にくっついてきた
人だかりの中から数人のウオタミさんらしき人の悲鳴が聞こえたが無視しよう
YouTubeをやってる以上、こういうシチュエーションは栞も何度か体験してきてるのでこういう演技も慣れている
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月猫 - ゆきさん» わーーー！！(便乗)(事情により別アカでの返信です。すいません) (2018年10月6日 17時) (
レス) id: feab4a97a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - わーーー！！ (2018年9月14日 22時) (レス) id: ce8c189a04 (このIDを非表示/違反報告)
月猫 - 了解です！ (2018年5月22日 13時) (レス) id: f805f4d109 (このIDを非表示/違反報告)
空猫(プロフ) - ありがとうございます！ではンダホの腹枕をテーマにしたお話でお願いします！ (2018年5月22日 8時) (レス) id: be55388a1d (このIDを非表示/違反報告)
月猫 - コメントありがとうございます!!m(__)mリクエストは全然okですよ！寧ろドンとこいです(^^ゞ (2018年5月21日 16時) (レス) id: f805f4d109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月猫 | 作成日時：2018年4月28日 15時
