68: 紛れもなく君だ ページ19
ずっと探していた友を見つけ、心が歓喜する
だが、それは一瞬のみの感情で。
��いつも��と違う友の様子に、心が凍りつく音がした
A「なに、あれ」
見知らぬ女と高架橋の手すりに立つ友
それは、��以前��もよく見た光景だったが、��今��は様子がガラリと違う
遠目でも分かる程に。
なんだ、あれ
��いつも��の心中じゃあない
…本気だ
あの太宰が本気で死を望んでいる
A「あれは…本当に、太宰…？」
乱歩「太宰さ。君が望んだ太宰治の��今��がアレだ。情けないとは言わない。だが、あれをここまで感情的に動かしたのは紛れもなく��君��だ」
A「…っ、」
ああ、逃げ回ったツケがきた
私の心がそう囁く
��前��も、そうだった
一足遅い？
いや、違う
何千歩も遅かった
だから、太宰を��あの日��失った
私はまた、��あの日��を繰り返すつもりなの？
いやだ、
それは、
それだけは、
A「やだ、」
空を見上げる太宰。
��地面を強く蹴った��
高架橋の真下の川を太宰が覗く。
��溢れそうな涙を堪える��
太宰の横には見知らぬ女。
��怒りがジワジワと溢れ出す��
すると、太宰はその女の手を引き…
��息を思いっきり吸った��
太宰��だけ��が飛び込んだ
��私は、思いっきり、叫ぶ��
ねぇ、太宰。
私の親愛なる友よ。
私は、君の2度目の死など見たくはない。
だから、
A「太宰ぃぃぃぃぃぃいい！！！！！」
太宰が落ちるその川目掛けて飛び込んだ
太宰「A…っ」
水が強く跳ねると同時に、太宰の泣きそうな声が聞こえた気がした
手を必死に伸ばした
今度こそ、君の手をちゃんと掴むから
君と真正面から向き合うから
ねぇ、だから、
だから、
酸化するこの世界でも生きてよ太宰、私の為に
私はただ、
君とまた、笑い合いたいだけなんだ
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ごまだれ - 一気読みしたけどめちゃめちゃ面白かった！この小説ほんと好きです！ (8月20日 15時) (
レス) @page33 id: d280296ddc (このIDを非表示/違反報告)
ゆち - 更新しないんですか？面白いので続きみたいです (2021年9月18日 23時) (レス) id: 965039a2b8 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - 続きが気になります…！！！ (2020年11月20日 13時) (レス) id: 773f6d4603 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - わあああああ！！！！更新ありがとうございます…！！じっくり読ませていただきますね…！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ピリオド - あっ、好き……です。更新大変だと思いますがお身体に気をつけて下さいね！ (2020年1月12日 8時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2018年6月8日 5時
