60: 煩い ページ11
A「太宰煩い」
ゴシゴシと目を擦りながら突如起きた少女に殴られ、マイクは床に再び沈む
乱歩「おはよう。ちなみにアレは太宰じゃなく、阿保ヒーローだよ」
A「…？太宰じゃないの、あんなに、煩いのに、」
じゃ、中也だ、
また太宰とくだらない喧嘩して、
そう呟きながら、ムッと眉間にシワを寄せていた少女は未だウツラウツラと舟を漕ぐ
だが、起きることなくフワッと欠伸を一つし、なぜか相澤の布団へと侵入した
相澤「あ、おい」
A「…織田作、温い、」
ふふ、と笑う少女の頭は完全に機能していないようで、あまつさえ目の前にいる人物も認識していない
乱歩「…そう言えば、太宰を探すの忘れていたな」
自分の懐へと侵入してきた少女に困惑の色を浮かべる相澤に乱歩は考え事をするように手を顔に当て立ち上がった
相澤「あ、おい、チビ助も連れて行って欲しいンだが、」
乱歩「幸せな夢を見ている子を起こすのは罪だ。だから、君らもこの子を起こさないようにね。明日ここにまた来る」
じゃあね
そう言って去っていった乱歩に相澤は頭を抱えた
相澤「…はぁ」
スヤスヤと隣で眠る少女を見て相澤は布団を少女にそっとかけ、隣に眠るマイクの寝床へと寄ろうとする
…が、寄れない
ならばAが相澤に思い切り抱きついているからである
相澤「…これは俺が捕まる事案じゃ…。いや、まだ幼子だ。しかも入ってきたのはチビ助からだし…一応セーフだな」
マイク「なんだか羨ましい体制になってる消太に一つ言いたいンだがよー」
相澤「文句は受け付けないからな」
マイク「いや、違ぇよ！？」
マイクは一瞬、はぁ！？っといった表情になったが、珍しく真面目な顔に戻した彼に相澤は数回瞬きをした
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ごまだれ - 一気読みしたけどめちゃめちゃ面白かった！この小説ほんと好きです！ (8月20日 15時) (
レス) @page33 id: d280296ddc (このIDを非表示/違反報告)
ゆち - 更新しないんですか？面白いので続きみたいです (2021年9月18日 23時) (レス) id: 965039a2b8 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - 続きが気になります…！！！ (2020年11月20日 13時) (レス) id: 773f6d4603 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - わあああああ！！！！更新ありがとうございます…！！じっくり読ませていただきますね…！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ピリオド - あっ、好き……です。更新大変だと思いますがお身体に気をつけて下さいね！ (2020年1月12日 8時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2018年6月8日 5時
