19day ページ19
約束の20時まであと2分。
外は寒いってことで上着を選んでると何やらBGMのような音楽が流れ出した。
誰も反応しないそれに鳴ってる方を見に行くと、インターホンが光ってた。
「…誰か来る度これか……」
オシャレなバーで流れそうな曲をこんなとこで聞いてたらもったいないわ。
「あ、まっけん！」
母「はいはい…あら、Aのボー」
「違うって言ってるでしょーよ。まぁ行ってくるね」
母「いってらっしゃい！」
父「どこに行くんだ？？」
お風呂から上がってきたお父さんの少し遅れた発言を背中で聞きながら大きいドアを開いた。
「さむっ、」
『Hi.Let's go〜』
アイボリーのコートを着たまっけんは本当に王子のように見えた。
王子の横が庶民でもいいのだろうか…
「行こっか！まっけん寒くないの？」
パタパタと走ってあまり並びたくはないがまっけんの隣に急ぐ。
すみませんこんなブサイクが。
『寒いけど大丈夫。Aは？』
「寒いよー、夜に出歩かないしね」
『僕の手あったかいよ』
歩きながらほら、とその大きい手をあたしのほっぺたにくっつける。
まるでカイロかと思うほど熱を持っていた。
「…チョコすぐ溶けそうだね」
『え、はは笑 今度試してみようか』
笑ってるなー…
心なしか触れられたところが熱いのは気のせいかな。
寒いのに熱いなんておかしい感じ。
ふと歩いている横顔を見ると、光に照らされくっきり浮かび上がる輪郭がとても綺麗に映し出された。
…天は二物を与えることもあるんだな。
『ん？』
「いや、横顔綺麗だなって」
『…何言ってるの笑 どうせならカッコいいの方が嬉しいよ？』
また笑った。
心臓痛い……
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maya(プロフ) - 英語…間違いだらけ…… (2022年7月31日 17時) (
レス) id: 4e98d705d0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - さくらさん» 夜遅くても朝早くてもいつでもwelcomeです。そうですね〜…私もその後を書くか迷ってます… (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 光さん» 妄想力が強ければ何でもできます← (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 物語完結していますが...。 その後の2人が気になります。 (2018年1月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 妄想をここまで綺麗に簡潔に文にできるのすごいです！ (2018年1月23日 23時) (レス) id: 6dcd1e62c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャリア
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2018年1月8日 16時
