検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:209,730 hit

14day ページ14

どこから出現したのか立派な背中があたしの目の前に現れた。



それまでご機嫌だったジェジの顔が、どんどんと曇っていく。
日本人好きって言う割にまっけんゆうにはあまりいい顔しないんだ笑



まぁ、男だもんね。
ってそんなことどうでもいいよ!



やばいよ、まっけんゆうじゃん。
逃げよう……怒られる…



彼がジェジと何か真剣に話している間、あたしは後ろからソロリと抜け出し教室に鞄を取りに行った。



教室には早いもので誰もおらず、がららんどうになった夕陽の差す部屋に一人佇んだ。
誰か…あたしの写真撮ってくれ。
なんちゃって。



さぁ行こ、帰って勉強しなきゃ!


ガラ、



『…何で逃げたの』


「うわっ!」



扉開けた瞬間目の前にまっけんゆう。
ホラーか。ホラーか君は。



「忘れ物取っただけ…じゃ帰るね!」



そそくさと出ていこうとしたのも…失敗。
彼の目がそれを許すはずもなく、あたしの腕は再び掴まれた。



『先行くとか言って授業来ないし。どこに居たの?何で来なかったの?』



うぅ…ビームは出さないでいただきたい…



『僕のせい?ちゃんと通訳してあげられなかったから…』


「違うよ、あたしが勉強不足だから」



一人は寂しい。
あなたはそう言ったけど、あたしは別に一人でも大丈夫。
ここに来ると知った時からある程度覚悟はしていた。



あちこちから夕陽に照らされ、より神々しく見える彼の顔はなぜか泣きそうだった。

15day→←13day



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (280 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
471人がお気に入り
設定タグ:新田真剣佑 , 真剣佑   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

maya(プロフ) - 英語…間違いだらけ…… (2022年7月31日 17時) (レス) id: 4e98d705d0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - さくらさん» 夜遅くても朝早くてもいつでもwelcomeです。そうですね〜…私もその後を書くか迷ってます… (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 光さん» 妄想力が強ければ何でもできます← (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 物語完結していますが...。 その後の2人が気になります。 (2018年1月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 妄想をここまで綺麗に簡潔に文にできるのすごいです! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 6dcd1e62c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734  
作成日時:2018年1月8日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。