11day ページ11
『A、次階段降りるよ』
次の教科はどうやら下へ行くらしい。
何も分からないからまっけんゆうの言う通りにしか動けないんだけど…
そのまっけんゆうの前に三人ぐらいの女子が立ち塞がった。
後ろのあたしは小さく身を固くする。
『Hi.sorry,please move aside?』
(ごめん、ちょっとどけてくれない？)
目の色素が薄い子が答える。
「Hi,girl. My name is Sara.」
どうやらまっけんゆうにではなくあたしに言っている。
どう見ても好意的な目じゃないのに、まっけんゆうはあたしを押し出した。
「H…Hi. My name is A」
サラ、と名乗るその子はきっと彼が好きなんだろうなと思う。
近くにいるあたしが気にくわないんだ。
『Sara.〜〜〜〜〜〜』
ほら、話しかけられれば笑顔になって。
女は怖い。
あたしは空気を読んでその場を離れようとしたんだけど、ゴツッとした腕に止められた。
その腕を見てまたサラの表情が暗くなる。
『どこ行くの』
「いや…先行ってようかなって」
『何で？』
「あたし邪魔そうだし…喋ってて？行っとく」
日本のネガティブ精神。
これも鍛えられて、日本に帰る頃にはポジティブになれてるかな。
『僕、邪魔とか言った？』
「居づらいから、ね？大丈夫」
ほらほらサラの目が怖い。
腕をスッと離し、逃げるように階段を上がった。
そう、降りるのではなく。
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maya(プロフ) - 英語…間違いだらけ…… (2022年7月31日 17時) (
レス) id: 4e98d705d0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - さくらさん» 夜遅くても朝早くてもいつでもwelcomeです。そうですね〜…私もその後を書くか迷ってます… (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 光さん» 妄想力が強ければ何でもできます← (2018年1月24日 7時) (レス) id: 8e6c7311c0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 物語完結していますが...。 その後の2人が気になります。 (2018年1月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 妄想をここまで綺麗に簡潔に文にできるのすごいです！ (2018年1月23日 23時) (レス) id: 6dcd1e62c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャリア
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2018年1月8日 16時
