男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、また、一から……やり直します…。

第255話 え！？ちょ！！無理だよ！ ページ28

宮野｢頑張れー！｣

貴｢ゆっくりしたかった…。｣

蒼井｢むー…。｣

翔太は頬をむぅっと膨らませて涙目で顔を赤くさせながらこちらを見てる。

みゆき｢…可愛い…｣

蒼井｢え、｣

みゆき｢えっ！？あ、ううん？な、何でもないよー！｣

みゆき姉、めっちゃ棒…。

すると、そこに茉莉花が来た。

茉莉花｢行ってきたら？あとは私たちがやっとくから…。｣

貴｢うん。そうするよ…。なんせ翔太が…｣

蒼井｢う〜…。A〜…。｣

貴｢これだしね…！｣

茉莉花｢…前も思ったけど…｣

貴｢…？｣

茉莉花｢蒼井さん、酔っ払うと怖いよね…｣

貴｢茉莉花、目が死んでる。｣

茉莉花｢おっと…。｣

貴｢もう二階にいくよ。下野さんによろしく伝えといて〜？｣

茉莉花｢どうして紘になの？｣

！？来た。

貴｢みゆき姉！｣

私がみゆき姉を見ると、同じくみゆき姉も何かを察したように茉莉花を見た。

貴｢茉莉花を確保ぉぉぉぉ！！！！｣

みゆき｢ラジャャャャャ！！！！｣

茉莉花｢へっ！？何！？…うわっ！｣

茉莉花がみゆき姉に捕まった。

貴｢取り調べは任せたよ！｣

みゆき｢うぃっす！さぁ、Aは蒼井君とあんま〜〜〜〜い夜を♪｣

貴｢なっ…！｣

みゆき｢あー！顔が赤くなってるー！｣

貴｢みゆき姉のバカ！翔太！いくよ！｣

蒼井｢うん！｣

私達は自分たちの部屋に行った。

ドアをしめると、翔太が後ろから抱きついてきた。

蒼井｢…。｣

貴｢…何？｣

蒼井｢…ごめんね？｣

貴｢何が？｣

蒼井｢だって僕…記憶失ってる時…君のこと…いっぱいいっぱい傷つけた。｣

貴｢しょうがないよ。それは…。｣

蒼井｢でもｯ…！｣

貴｢今は、いいから…。｣

蒼井｢そっ…か…。｣

それだけ言うと、翔太は私を抱っこしてベッドに連れていった。

蒼井｢ねぇ…｣

貴｢…？｣

ベッドに私を押し倒すと翔太は少し黙って私を見た。

蒼井｢A…。今度は…その…本当に…子供…作らない…？｣

貴｢…え？｣

それってまさか…

蒼井｢その…今、ゴムないの…。｣

翔太は顔を赤くして言った。

貴｢ちょっと！待って！！無理だよ！？そんなの痛いもん！！｣

翔太｢…だよね…。｣

って、そこでそんなしゅんとした声出さないで…！

貴｢…うぅ…。翔太…、｣

蒼井｢…？｣

貴｢優しく…してね…？｣

私がそう言うと、翔太は顔をさらに赤くして

蒼井｢わかった…頑張る。｣

と言って私にキスをした。

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