男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、また、幸せを逃しそうです。

第187話 これって、もしかして…。 ページ7

蒼井｢俺は、この先ずっとAと共に歩みたいと思う！…ごめん…映画とか、漫画とかにあるみたいにかっこいいセリフ…言えないけど…ベタかもだけど、聞いて欲しい…。俺は…一生Aといる！一生Aを守る！だから…だから…！俺と、結婚して下さい！！｣

貴｢え…。｣

蒼井｢家庭が、家族が分からなかったら僕が教える！…返事は…いつでもいいから…。｣

貴｢ぃ…。｣

蒼井｢…え？｣

貴｢嬉しい…。私も、ずっと翔太と一緒にいたい！｣

蒼井｢！？…ほんと…？｣

貴｢うん！｣

蒼井｢A！｣

翔太が勢いよく私に抱きついてきた。

貴｢きゃっ！？｣

蒼井｢はむｯ…！ﾁｭ…！ん…！ふぁ…んｯ…！｣

貴｢んんｯ…！ﾁｭ…！ふぁ…！んｯ…！｣

また、いきなり…。

蒼井｢…。｣

唇を離すと、翔太は私の目を見つめた。

翔太の唇が離れると、とても寂しく思える。

蒼井｢帰ったら…続き、しよう？今は…。｣

これを付けてと、左手の薬指に指輪をはめた。

蒼井｢…。ﾁｭ…。｣

少し私の手を見ると、手の甲に小さくキスを落とす。

その姿が…キラキラ光った私の、たったひとりの王子に見えた。

貴｢…。｣

私は、顔が熱くなり、翔太から目を離してしまった。

蒼井｢…マイプリンセス…お顔をどうか、こちらに向けて下さい。｣

貴｢え…。｣

蒼井｢クスｯ…。私は、いつでもあなたの王子です。…姫に、そのような困惑された表情をされては困ります。｣

貴｢うｯ…｣

蒼井｢…クスｯ…。そろそろ、この乗り物も最後のようです。｣

貴｢あ…。｣

蒼井｢…A姫…。…これからも末永く、よろしくお願いしますね？｣

翔太はそう言うと私の手を握りフワッと笑った、？

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