第214話 しょーたんは『翔太は』、俺の大切な『俺の大事な』親友なんだ『後輩なんだ。』 ページ34
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しょーたんが、引かれた…。俺の嫌な感が当たってしまった。どうして…。
楽しかった時間なんて、忘れてしまっていた。
佳美「…大丈夫…?」
賢章「…一週間前、なんとなく嫌な予感がしたんだ…俺の前からしょーたんが消える…。そんな気がしてならなかった。でも、それはAちゃんと二人でどこかに引っ越すとか、そんなんだと思ってた…。まさか…こんなことになるなんて…。」
佳美「…。うん…。でも、今、一番つらいのは…。」
賢章「…わかってる…。」
今、一番つらいのは、引かれたとき一緒にいたAちゃんだってことぐらい、ちゃんとわかってる。
でも、しょーたんは…俺の…
親友なんだ…。
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翔太が引かれた…?
なんだよそれ……昨日まで元気で…。
『達兄!!』
あいつが俺の名を呼ぶ声が聞こえる。
笑顔を見せて、まっすぐ俺の顔を見て…太陽のように話す翔太の顔がよぎる…。
友梨奈「…達さん…。」
達央「…わりぃ…。」
友梨奈「あの…。私、蒼井さんの病院を一流のところに変えてもらえるように佐藤さんに言ってきます。」
達央「…!あぁ!」
そうだ、こいつはの家は金持ちだった。それくらいのことは可能なんだろう。
達央「…頼んだぞ。友梨奈…。」
友梨奈「はい…。」
俺の大事な大事な後輩を…
助けてくれ…!
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私は病院を変えてもらえるように佐藤さんに言いに行った。
ちょうど部屋に行くときにこちらに歩いてくる佐藤さんをみつけた。
友梨奈「…佐藤さん!」
佐藤「…?どうしたの?」
友梨奈「蒼井さんの病院、違うところに移しても構わないでしょうか。私の母の知り合いに、世界でもトップクラスの医者がいるんです。」
佐藤「ほんと!?…でも、どこに…。」
友梨奈「ここからだと徒歩で40分、車で20分かと…。ここからも近くなりますし…。」
佐藤「そうね…。わかった。でも、今週は今のところでいい?」
友梨奈「はい。…佐藤さん、寝ましたか…?」
佐藤「ううん。寝れてないの。今日はこっちに翔太のご両親かお母様がいらっしゃることになってるから。」
友梨奈「…なら、そのことは私たちに任せてもらって寝てください。佐藤さんまで体調を崩したら大変ですので…。」
佐藤「え…でも…」
友梨奈「大丈夫です。」
佐藤「…じゃあ、少し休むね。」
友梨奈「はい。」
すごいクマだった。
私たちで何とかしないと…。
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一松大好き - しょうたんが記憶を無くして「誰?」と言うところが泣きそうになりました。 (2016年8月17日 6時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - すごく、泣けます(。´Д⊂) 楽しみに待ってます! (2016年4月5日 18時) (レス) id: e291531201 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - 続きがものすごくきになります!しょうたんが早く記憶お取り戻して欲しいです (2016年4月4日 18時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井藍(プロフ) - もうすでに泣いてるのですが(´ ; ;`) 涙腺が・・・しょーたんはやく記憶取り戻して!! 更新がんばってください! (2016年4月3日 23時) (レス) id: 3b9b9f7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - なんか、しょうたんが元気でよかった!早く次がみたいです(≧∇≦) (2016年4月2日 22時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年3月9日 17時