第220話 誰…？ ページ40
貴｢ｯ…！｣
1番…恐れていた言葉…。
貴｢あ…えっと…。ごめんなさい…知らない人がいてびっくりしましたよね。“翔太兄”。｣
蒼井｢…翔太兄？…って、僕のこと？｣
貴｢はい！私はAAです！貴方の妹分です！｣
軽く笑ってみた。
蒼井｢へぇ…。｣
すると、お医者さんと看護師さんが来た。
医師｢おぉ！早いな。治りが！君、ここがどこかわかるかね？｣
蒼井｢えっと…病院…？｣
医師｢！あぁ！そうだよ！君、自分の名前を言ってみてくれんか？｣
蒼井｢…あ、えっと…。｣
医師｢…覚えて…ないのか…？｣
蒼井｢…すみません…。｣
医師｢…。この子のこともか？｣
蒼井｢…すみません。覚えてないんです。｣
医師｢…そうか。記憶をなくしたのだな。やはり…。今日は様子を見よう。悪いがAさん、今日は帰ってくれないか？みなさんに目が覚めたことを言って、安心させてやってくれ。｣
貴｢…はい…。では、失礼します…。｣
蒼井｢あ！まってAさん！｣
貴｢ん？どうしたんですか？翔太兄？｣
蒼井｢また…来てくれるよね…？｣
貴｢…もちろんです！お兄ちゃんのためですから！｣
笑顔を、無理やり作ってしまった。
本当は、恋人だって、婚約者だって言いたいけど…そんなことを言って、動揺させたらだめだ…。今は、妹分という形で…。
蒼井｢…ありがとう…。｣
私は、その言葉を耳に、シェアハウスに戻った。
貴｢…ただいま。｣
賢章｢あ、おかえり…。｣
貴｢賢章さん…。｣
賢章｢ん？｣
貴｢翔太が、目を覚ましました。｣
賢章｢！？ほんと！？｣
貴｢…はい…。でも、記憶がやはりないのです。｣
賢章｢あ…そっ…か…。でも、目が覚めてくれてよかった。｣
貴｢そうですね。｣
それから私達は、リビングに戻り、翔太が目を覚ましたことを言った。
佐藤｢本当に！？｣
貴｢はい…。｣
みゆき｢なんとか一安心…。｣
貴｢でも、記憶が…｣
佐藤｢ない…の？｣
貴｢ここに生きていく知識はあるんですが…自分が誰か、私が誰か…わからないそうで…。｣
佐藤｢そっか…。｣
すると、空気を変えるように宮野さんが明るくこういった。
宮野｢じゃあ、目を覚ましたんだったら、みんなで今度行こうよ！蒼井君のところに！｣
貴｢…そうですね…。｣
みんな、スケジュール帳をみて、この日がダメだとかを言い出して、行く日を決めていった。
第221話 嫌いだ…。→←第219話 それからの私の日課…。
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一松大好き - しょうたんが記憶を無くして「誰？」と言うところが泣きそうになりました。 (2016年8月17日 6時) (
レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - すごく、泣けます(。´Д⊂) 楽しみに待ってます！ (2016年4月5日 18時) (レス) id: e291531201 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - 続きがものすごくきになります！しょうたんが早く記憶お取り戻して欲しいです (2016年4月4日 18時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井藍(プロフ) - もうすでに泣いてるのですが(´ ; ;`) 涙腺が･･･しょーたんはやく記憶取り戻して！！ 更新がんばってください！ (2016年4月3日 23時) (レス) id: 3b9b9f7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - なんか、しょうたんが元気でよかった！早く次がみたいです（≧∇≦） (2016年4月2日 22時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月9日 17時
