第192話 ぎこちない。 ページ12
賢章「羨ましい…?」
佳美「思いが通じあって、今では恋人になった。」
賢章「…。」
佳美「Aが、そう言うの苦手だから…」
賢章「苦手…恋が?」
佳美「うん…。」
賢章「そっか…。俺達二人、あんなハラハラさせられる親友を持つと大変だね!」
佳美「うん!そうだね!…また、ほんとに連れてってよ?USJ!今度は2人で!」
賢章「え、あ、ふ、二人…?」
佳美「?ぁ…うん…。でも、嫌なら、いい。」
賢章「あ!いや、嫌ではないんだけど…。その…」
この時、俺はなんといったらいいかわからなかった。
賢章「俺、こんなふうに女の子と二人でいるの慣れてなくて…。」
佳美「…。」
賢章「…あ〜もう!…好きなんだよ…君が…。」
佳美「…え…。」
つい言ってしまった。
でも、言ってしまったからには、最後までいうしかなかった。
賢章「そりゃあ、いきなり言われて戸惑うと思うけど…。…アフレコとかで一緒にならないし、スタジオ内でたまにすれ違ったりとかするだけでさ…でも、ずっと君のこと目で追ってて、シェアハウスに戻っても…君は…。」
俺はこの先がなかなかいえなかった。
賢章「…君は…佳美ちゃんは…魅力的すぎるんだよ…。」
多分この時の俺は、顔は赤かっただろう。
遊園地に行くとなった時、本当は佳美ちゃんとペアになれて凄く嬉しかった。少しでも、話せたら…。だけど…
賢章「…伝えたかったんだ。ずっと、もやもやしてるのも嫌で…佳美ちゃんには、迷惑かもしれないね…ごめんね。忘れてくれていいよ、今までどおりに接してくれれば。」
俺がそう言うと、悲しそうに目を伏せ、下を向いた。
佳美「…ふふっ。」
すると、小さく微笑んだ。
佳美「…先に言われちゃいました。」
賢章「…え。」
佳美「私も貴方の事が好きです。…シェアハウスに住む前から。」
賢章「!?」
佳美「今年も…バレンタインにチョコレート…作ったんですよ。でも、やっぱり渡すのが怖くて…捨てたけどね…。」
賢章「…え。」
驚いた。あの子はそんな素振り見せなかったから。
佳美「…私なんかでよければ…」
賢章「君をッ!か、彼女にしてもいいですか!?」
佳美「ッ…!は…い!」
僕達2人は顔を赤くしながら笑いあった。
すると、何故か定員さんが2人で食べるパフェを持ってきてくれた。
賢章「あ、あの頼んでないです。」
第193話 賢章編、いったん終了→←第191話 賢章君の時の恋バナ〜!
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一松大好き - しょうたんが記憶を無くして「誰?」と言うところが泣きそうになりました。 (2016年8月17日 6時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - すごく、泣けます(。´Д⊂) 楽しみに待ってます! (2016年4月5日 18時) (レス) id: e291531201 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - 続きがものすごくきになります!しょうたんが早く記憶お取り戻して欲しいです (2016年4月4日 18時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井藍(プロフ) - もうすでに泣いてるのですが(´ ; ;`) 涙腺が・・・しょーたんはやく記憶取り戻して!! 更新がんばってください! (2016年4月3日 23時) (レス) id: 3b9b9f7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - なんか、しょうたんが元気でよかった!早く次がみたいです(≧∇≦) (2016年4月2日 22時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年3月9日 17時