第151話 私は、貴方に…。 ページ16
下に行くと、そこには友梨奈さんと、佳美、そして…
みゆき「何で雪城茉莉花がいるの!?」
茉莉花「ッ…!」
友梨奈「私が呼びました。ここの構造を詳しく知っているのはこの子ですし、まだ、フリーになった“声優”です。」
佳美「私も納得はしてないんだけど、あのままほっとくわけには行かないじゃん?」
みゆき「それは…そうだけど…。」
友梨奈「悪さはしないように、私達で見ときますから、置いてあげてくれませんか?」
佐藤「……わかった。ただし、もうこれ以上私の大事なアーティストを傷つけないで。」
茉莉花「…。」
友梨奈「約束、できますよね?」
茉莉花「なにがよっ!?私は、ここに住むなんてひとこともいってないわよ!!勝手に決めつけないでッ!」
佳美「なら、あんたはあんな1畳ぐらいしかないボロアパートに、父親とずっと2人で暮らしていくわけ?1人でも生活が大変なのに?」
茉莉花「ここにいるよりマシよッ!なんで私があのこと一緒に住まないといけないの!?」
友梨奈「こんな時にまでわがままを言わないでください。」
茉莉花「だから!いいって言ってるでしょ!!」
友梨奈「…さっき、貴方のお父様が頭を下げて私に言いました。『娘をよろしくお願いします』と…。貴方のお父様は、私の実家で暮らすことになりました。私は、お父様にあなたのことを頼まれています。」
茉莉花「な、んで…お父様が…。どうして。どうしてお父様もこんなに私を追い詰めるのよ!!」
佳美「…追い詰める?…別に追い詰めてないじゃない誰も。」
友梨奈「…Aさん。構いませんか?」
貴「…え。」
どうすればいいの…?私にどうして聞くの…?茉莉花はここにいることは望んでいない…でも、ここじゃなかったらどこに行くの…?
貴「もし、ここを出たら貴方はどこに行くのですか。」
茉莉花「そ、れは…。」
貴「お父様は友梨奈さんのご自宅に、もうそのアパートにはいないのでしょう?」
茉莉花「ッ…!」
貴「…私は強情はしません、居たいのならいればいい。ここを出て、ずっと街を歩き続けるのであればそうすればいい。どっちを選ぶかは、あなた次第です。」
茉莉花「…。」
貴「貴方は私に、まだ声優を続けろと言ってくれた。また、チャンスをくれた。なら、そのかりは、ちゃんと返します。」
茉莉花「…。」
貴「私は別に、貴方が住むからここが嫌だとかは言いませんし、貴方が嫌いな訳ではありません。」
私は茉莉花の前に立った。
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? - ヤバイ!コレオモシロイ!コレサイコー!w (2016年4月17日 11時) (レス) id: 8d984b656c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» しもんぬも萌えだ!!妄想力がある人は羨ましいな〜♪→そんな事ないよ〜ただ早くできただけ〜w結構作詞向いてるみたいwww大体20〜30位で出来る時もあるし、2〜3時間かかる事もあるよ〜♪ (2016年3月6日 16時) (携帯から) (レス) id: e58d3e2c1e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» 萌えでしょ!!ただのうちの妄想www おお!速っ!凄いね〜! (2016年3月5日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - ネコメイドしょーたんか〜♪完全に萌えだ…→あと誕生日にアップする詩…出来上がったよ〜♪←早すぎwちゃんと誕生日にアップするねwww (2016年3月4日 12時) (携帯から) (レス) id: e58d3e2c1e (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - しょーたん、かわいいのにカッコいいです( 〃▽〃) (2016年3月2日 21時) (レス) id: e291531201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年1月9日 22時