男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、やっと幸せに出会いました。

第169話 はーい！翔太君が少しブラックになりましたー！ ページ38

｢ただいまー。｣

貴｢あ、寺島さん！お帰りなさい！｣

寺島｢うん！ただい………まっ！？｣

あ、寺島さんが翔太見て固まってる。

寺島｢あああああ、蒼井君っ！？なななななななんでそんな格好っ！？｣

貴｢実は、さっきここにいるみんなでゲームをしようという事になりまして…マ〇カをやっていたんですが、翔太がレースで最下位で、何も無いのはつまらないから宮野さんが最下位の人は罰ゲームって言って…現在に至ります。｣

寺島｢な、なんか大雑把だけど…まぁいいか。…にしても…｣

寺島さんはじっと翔太を見つめた。翔太はそんな寺島さんをキョトンとした表情で見つめ返していた。

寺島｢うぅ…見てるこっちが恥ずかしい…。…似合いすぎでしょ…蒼井君…。｣

顔を赤くしていたそっぽを向いた。

μ｢Twitterでも繁盛してるよ！蒼井君の猫耳と猫しっぽメイドが凄い萌えだって！｣

蒼井｢…にゃぅ…。｣

耳がっ！！耳が下がった！！可愛い…。

蒼井｢A…。｣

貴｢うん？｣

蒼井｢今日１日絶対に着とかにゃきゃダメにゃの？｣

そ、そんな涙目でしかもさり気なくにゃのなんて言ってくるなんて…！

貴｢ｯ…！だ、だめ！｣

蒼井｢うぅ…。｣

うわっ！？今度は尻尾も下がった！まるで箱の中に置かれた子猫のように見える…！

蒼井｢にゃぅ…もういいもん！Aのバカｯ！｣

そう言うと私の元にのそのそと歩いてきた。

蒼井｢後でまた可愛くベッドの上で俺しか知らない格好で喘がせてやるから覚悟しろ。｣

貴｢…ひｯ…！｣

耳元でドスのかかった声でそう言うとみんなの元に戻っていった。

寺島｢Aちゃん…。｣

横にいた寺島さんが私の肩を持った。

寺島｢…地雷踏んじゃったね。まぁ、頑張れっ！｣

空いた手でグッと親指を立てながらドヤ顔なのか引きつった笑顔なのか分からないけどニコッとしながらに言われた。

寺島｢よぉ〜し！俺もなんかゲームやろう！あ！ラブライブまだログインしてないｯ！｣

はぁ…気楽でいいな…。

寺島｢あぁ〜！忘れてた！これ！うたプリ声優今ここにいるだけ…ていうか、ハワイに行ってた人しゅーごーう！｣

宮野｢はいはいはーい！｣

蒼井｢？にゃんですか？｣

貴｢まさか…。｣

寺島｢はい！そのまさかでっす！とうとうハワイで撮影したのがDVDになりましたー！｣

宮野｢イッエーイ！！｣

貴｢…ってことは…｣

蒼井｢僕達の関係バレるよね…ファンの皆に…。｣

寺･宮｢｢あ…。｣｣

第170話 扱いが…もう…→←第168話 ニャンニャンしよ？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す