第120話 翔太…。 ページ33
翔太は一言私にいうと、会場を出ていった。
貴「…そんな…!」
すると、事務所のみんなも翔太と一緒に出ていってしまった。
キッ…!
貴「!?」
最後、Feylanさんに軽く睨まれた気がした。
私は、また居場所を見失った。
すると、挨拶が終わったのか茉莉花さんがやってきた。
茉莉花「いいザマね。誰もあなたの味方をする人はいないじゃない。」
貴「ッ…!」
茉莉花「…私、頑張ったらあの事務所つぶせるわね…。だって、社長からしてダメな事務所じゃない?よくあれでアーティストって言えたわ!他の人もそう。蒼井翔太なんて、演技も下手、歌も下手、何も才能持ってないじゃない。」
私の前で、事務所の人達の愚痴を言っていく…。
もう私も我慢の限界だった。
貴「いい加減にしなさい!!」
私は、近くにあった水を入れているボトルを手に取り、茉莉花さんにかけた。
茉莉花「ッ…!何するのよ!」
貴「それはこっちのセリフよ!」
会場がざわついた。
貴「その服も、アクセサリーも、ペアリングの指輪も、全部貴方が盗んだんじゃない!!それに、事務所を潰す…?ふざけんな!!」
茉莉花「あんたね!先輩に向かってなんていう…」
貴「あんたなんか先輩じゃない!!たった半年しか先に行ってない人に、しかも、貴方よりもっと早くデビューした先輩のことをそんなふうに言う人は先輩なんかじゃない!ここは、お金で解決できる仕事じゃない!!ここは、実力よ!社長は、あんたよりも歌も上手だし演技も尊敬するところばっかだよ。翔太だって、演技も上手だし歌なんかあんたがそんなふうに言える立場じゃない!!」
茉莉花「ッ…!うるさいッ!」
貴「取り消して!全部、私の事務所の先輩の事を!それと、かえしてよ!その服も、そのアクセも、その指輪も、私の居場所も、かえしてよ!」
茉莉花「ッ…!」
貴「返しなさい!!」
茉莉花「うるさいッ!あんた、私に水をかけといて何言ってんのよ!」
貴「なにそれ、自分のやって来たことはすべて棚に上げて、そんなことを…!あんただって私に水かけたじゃない!!」
茉莉花「なっ!?」
貴「…もし…。もしあんたがさっき言ってた愚痴を取り消すんだったら、私は、土下座でも何でもするわよ!」
茉莉花「…へぇ…。なんでも、ねぇ〜。いいよ。取り消してあげる。その代わり。あんた…
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声優やめて…?」
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最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月10日 19時