男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、幸せな日々を過ごす予定です…。

第107話 個人かぁ…。 ページ20

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いつまで泣いていたのだろう…。

気がつくと、あたりは静まり返っていた。

貴｢もう皆行ったかな…。｣

多分、そうだろう…。
今日のスケジュールは…。

個人レッスンか…。私も、みんなに近づけるように頑張らないと…！

私は顔を洗い、朝食を食べてレッスン室に行った。

まずは歌の練習から…。

貴｢…♪〜♪〜♪〜｣

実は、うたプリの私のやる美風愛菜のキャラソンを出すことになった。

貴｢…この歌…なんだか切ないな…。｣

自分の愛する人に向けた歌…なのに…。

そっか…。愛菜はロボットだから…。

でも、藍は…ちゃんとその人のことを考えてこんな切ない歌は歌っていない…。

同じロボットでも、こんなに感情が違うんだ…。

貴｢…頑張らないと…！｣

それから私はひたすら歌の練習をした。

夕方頃、階段の方から物音がした。

貴｢…？｣

私は気になって見に行った。

そこには…。

貴｢！？しょ、翔太！？｣

倒れてる翔太がいた。

貴｢ちょっ！？｣

私は駆け寄って翔太の額に手を乗せた。

貴｢ｯ！すごい熱…。｣

とにかく部屋に運ばないとｯ…！

私は、翔太を担いで自分たちの部屋に行った。

貴｢…ふぅ…。｣

ベッドに翔太を乗せ、濡らしたタオルを持ってきた。

貴｢…。｣

しばらく寝かせよう。

私はレッスンの続きもあり、佐藤さんにメールしておかないとと思い、部屋を出た。

貴｢…まず、メールしないと。｣

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佐藤さんへ、

先ほど、事務所に高熱を出した蒼井さんが帰ってきました…。今日、ニコ生ですよね？どうします？

Aより
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これでよしっと！

貴｢早く今日は切り上げよう。｣

私はレッスン室に行った。

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