男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。

第51話 僕の心…。 ページ8

〜蒼井SIDE〜

それから僕は、達兄にからかわれていた。

やっと離され沢城さんの所に戻った。

蒼井「ハァハァ…ハァ……。」

沢城「お疲れ様。あの、さ。蒼井くん」

蒼井「何ですか？」

沢城「あの子のこと、よろしくね。絶対に裏切らないであげてね？」

蒼井「わかってます。あんな思い、もうさせません。」

沢城「何があったか聞いた？」

蒼井「ええ。お父さんに暴力を振るわれ、彼氏に裏切られたって言ってましたけど…。」

沢城「…。その彼氏の名前、聞いた？」

蒼井「…？いえ、聞いていませんが…。」

沢城「あの子の元彼の名前はね…。「斎藤翔太」…
っていうの。」

蒼井「あ、えっと…。」

沢城「蒼井くんと同じ名前でしょ？だから、記憶が蘇ってしまうみたい。」

蒼井「そうですか…。」

沢城「あの子、蒼井くんに今、心許しているから、裏切らないであげて…。」

蒼井「はい。」

沢城「…初めてなんだ…あの子が男性と楽しく話しているのを見たの…。でも、多分それは、蒼井くんだからだよ…。」

蒼井「…。僕は、絶対に裏切りません。…絶対に…。」

沢城「ありがとう…。」

横を見ると、Aちゃんは静かに眠っている。
疲れたんだろう…。Sに来て、いろいろなことがあったんだ。そして過去にも…。

僕は…。





・






・






守りたい…。





Aちゃんが、








僕の事を






・






嫌いになってもいい







・







気持ち悪がったっていい







・






僕の事、







・






必要としなくてもいい






・







でも、僕は、









A…。








君のとなりで＿＿＿＿＿＿＿……。

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