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第28話 何でも一人で… ページ30

〜蒼井SIDE〜

アフレコが終わると、そこにはすでにからまれてるAちゃんの姿があった。

そんな姿を見てると、少し、嫉妬した。

沢城さんが僕のことを「拗ねてる!」といったとき、正直びっくりした。

僕は恥ずかしくなって早くこのスタジオを出たくなってAちゃんに言って早く出た。

タクシーの中でもきっと、僕の顔は赤かったと思う。

タクシーの中で、Aちゃんをみたら、何かを考えて、そして悩んでいるように見えた。何かを一人で抱えているような…そんな気がした。

事務所について僕たちの部屋にはいったとき、僕は今だと思い、聞き出そうとした。でも、帰ってくるのは否定も言葉で…。もうこれ以上は聞いてはいけないと思ったとき、君は静かに泣きだした。泣き顔を見られたくないのか、うつむいて泣いていることすら否定して…。
気が付いたら体が勝手に動いて君を抱きしめていたんだ。

貴「!?なっ!?」

蒼井「今の僕にはこうするしか、できないから…。」

自分でも、どうしてこんなことをしているのかわからなかった。ただ、力になりたかった。

貴「あったかいなぁ〜…。」

蒼井「…。そっか…。ならもっときつくしてあげようか?」

そういって、もっときつく抱きしめた。君の泣き顔が見えないように…。

蒼井「泣けば、いいよ…。言いたくないんだったら言わなくていい…。でもね?


















・なんでもかんでも、一人で抱えようとしないで…。」

僕がAちゃんに一番言いたかったこと、一人で抱えないでほしいから、頼ってほしいから、

なんでもかんでも一人で抱えると、自分が壊れてしまう…。これは、僕も一時的に体験した。僕が歌手としてデビューした時は、何でも自分でできるって勘違いして一人で突っ走って、一人で抱えて、壊れていったもの。Aちゃんにはそんな僕みたいになってほしくない…。


僕はただただ、泣いてる君を抱きしめながらそう思った。

第29話 この子の過去は・・・?→←第27話 やっぱり、この人は・・・。



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作品ジャンル:恋愛
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奏音 - しょーたんとつんザウルス(えみつん)が好きで見に来ました!面白いです。 (2016年7月4日 13時) (レス) id: f25b2a6268 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅるんヽ(*´∀`*)ノ.+゚ - ごめんなさい(^^;;ポスターか!じゃなくて、雑誌か!でした! (2015年3月28日 19時) (レス) id: 600a9d2d9d (このIDを非表示/違反報告)
ふぅるんヽ(*´∀`*)ノ.+゚ - かわいいしょーたん待ってます(笑)ポスターか!見ると癒されますよね〜♪ (2015年3月28日 19時) (レス) id: 600a9d2d9d (このIDを非表示/違反報告)
本菊(携帯Ver) - ふぅるんヽ(*´∀`*)ノ.+゚ さん» コメありがとうございます♪これからもかわいいしょーたんたくさん出しますよー!《≧∪≦》ちなみに私が持ってるポスターは雑誌についてたやつなんですよ! (2015年3月28日 15時) (携帯から) (レス) id: d584df2be5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅるんヽ(*´∀`*)ノ.+゚ - しょーたんヤバい!かわいい(//∇//)ポスターいいなぁ(笑)更新頑張って下さいね〜♪ (2015年3月28日 12時) (レス) id: 600a9d2d9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最先端の消しゴム x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年2月9日 0時

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