Marionation (ページ7)

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♯５(Your side) ページ7

入学式とホームルームを終え、昼頃には放課となった。

帰り支度をしていると、雄一がやって来た。

雄「おつかれ、A！あのさ、良かったら一緒に帰らない？」

一緒に帰る･･････ね。

アジトに直帰しようと思ったけど、1回帰っとくか。

紫「いいよ。でもちょっと待ってて、トイレ行ってくる」

雄「分かったー」

にこーっと平和な笑顔を浮かべる雄一。

私も笑顔を返してから教室を出る。

そして、トイレに直行！

───ではなく、向かったのはワンフロア上にある教室棟から離れた空き部屋。

学校案内の時に目星をつけておいた部屋だ。

近くに誰もいないことを確認して超小型イヤホンマイクを装着すると、ヴェルトに連絡を試みる。

緑「どうしたん」

紫「クラスメイトに一緒に帰ろうって誘われた。一度自宅に帰ってから本部に戻るわ。

Heroの人間炙り出すために1人“ｼﾞﾁ”はマークしてるし、それとなく探りも入れてみる。

シャドウ様にもそう伝えて」

緑「ああ、分かった。こっちも2人マークしたぜ。本部戻ったら、ロゼんとこに計画立てに行こうや」

紫「了解、ありがとう」

イヤホンマイクを仕舞うと、何事もなかったかのように部屋を出、教室に戻る。

紫「お待たせ」

竜「俺らも一緒に帰っていい？」

仁「方向途中まで一緒ってだけで何でこんなにテンション上がるかね」

竜「良いだろー別に！」

雄「なんか加わってきたんだけど、大丈夫？」

紫「うん、大丈夫だよ！みんなで一緒に帰ろ」

竜也と仁も一緒に帰ることになり、内心仁について探れるチャンスを手に入れたことを喜びつつ、表向きは普通の女子高生として頷いてみせる。

こうして、私たちは4人で一緒に帰ることになった。

･･････････････････

リクエスト募集中！

・ヴェルト(『黒霧塔』のメンバー，緑)
・帝燿首都学院の中・高等部の生徒，教員(条件不問)

ヴェルトについてはそろそろ決めたいです。

あと2、3話先のお話で出そうと思うのですが、更新は決まり次第になるかと思います。

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宜しくお願いしますm(*_ _)m