Marionation (ページ13)

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＃１０(Vert side) ページ13

緑「テオ、起きぃや。ロゼが困ってんで」

青「んんー･･････zzZ」

桃「おいコラ、二度寝すんなや！もー、なんなん！」

この中で最年少(言うても中1くらいやけど･･････)のロゼがグズり出した。

緑「テオ！寝るなら別んとこで寝たらええやろ。早よどいたげや」

青「zzZ･･････」

アカン、コイツ爆睡してもうてるわ。

ホンマにテオは寝るのが好きやな。

ロゼもテオも、スタイルもルックスもめちゃくちゃ良くて、外出たらモテると思うんやけど。

両方とも不登校なのが玉にキズやな。

ちなみに、俺らがテオって呼んでるコイツ、本当のコードネームはメテオールっていう。

本名は･･････多分ロゼが知っとる。

せや、俺ロゼにヴァイオレットの本名訊き出すためにここ来たんに、テオがいるから訊き出せへんやん！

どないしたら起きてくれんねん！

と、そこに、

紫「お待たせヴェルト。やっぱりここにいたわね」

緑「ヴァイオレット、おかえり」

ヴァイオレットが戻って来た。

桃「良いとこに来てくれました！ヴァイオレット、テオが起きてくれないんで起こしてください！」

もはや懇願という形でロゼがヴァイオレットを頼る。

ヴァイオレットは優しく微笑み、次の瞬間、

紫「メテオール、組織の任務を放棄し、任務中の者の妨害をするとは何事だ！貴様、シャドウの怒りを買った罪は重大であると、自覚しているのだろうな！？」

青「ひぃっ、す、すみません、シャドウ様！！起きます！！任務を全うしますから、どうかお許しを！！」

低くて厳重な、恐ろしい怒号が情報室内に響き渡り、テオが飛び起きる。

思わずロゼも俺もビクっとなった。

紫「･･････って、シャドウ様がお怒りになられるかもしれないわよ」

青「何だよ、ヴァイオレットかいな。びっくりしたわぁ」

紫「次同じことがあったらシャドウ様にご報告ね。さ、ロゼが困っているから、さっさとどいてあげて」

青「はーい･･････」

テオはちゃんと言う事聞いて情報室出て行った。

いつも眠そうでボケーッとしてるようなんに、ようコードだらけの床で躓かんよな。

って関心してる場合ちゃうわ！

桃「ヴァイオレット、やっぱり本気で怒らせたらめちゃくちゃ怖いですね･･････」

緑「せやな･･････」

紫「え、全然怒ってないけど」

桃「嘘や！」

紫「嘘じゃない。本当に怒らせたらまずいのはシャドウ様よ」