ハロウィンの罠。【赤】

重岡とHalloween ＊LAST ページ16

…



ハロウィンの次の日……暖かな朝……

重岡『おっはよーーー！』
『…ん、……え、まだ5時じゃん。、寝かせてよ……』
重岡『早起きは4文？5文…？なんやっけ｡まぁ、早起きはええんやで！！』
『……多分それ早起きは三文の得ね。ってことで、寝かせて。』
重岡『だめやーー！はよ起きろ！』



…ガバッと上げられる私の布団


『えっ、意外に寒い。』
重岡『知らんわ！起きろや〜！』
『ねえ、1人で勝手に起きてなよ…私を巻き込まないで……クシュ！……あー、さぶっ』
重岡『気合が足りん！』
『知らない！この健康ヲタク！！』
重岡『なっ！ヲタク……ヲタクやない！！』
『ヲタクだよ！この凝りようは！』
重岡『はーっ、昨日はちょっと綺麗とか思ったのにな〜、すーぐ化けの皮が剥がれる。』
『はーっ？自分だって昨日はすっごい無理しちゃってさ！……ちょっとかっこいいとか思ったあのときめきを返せ！』
重岡『えっ、かっこいいって思ったん？』


……あ、ちょっと墓穴を掘った。

『……まぁ…ちょっとだけ？』
重岡『やろやろ？昨日の俺かっこよかった！』
『最初のくだりなかったらね』
重岡『そこは堪忍』
『…ありがとう、指輪。』
重岡『何なん急に』
『昨日……言えなかったから』


…はー、素直な自分。気持ち悪い。


重岡『……いや、そこはな。【大毅呼び】やろ。俺昨日お前に呼ばれた時なにかに目覚めたもん』
『なにそれ。気持ち悪っ』
重岡『はーやーく！』




『…ありがとう…………だいきっ』





『えっ！ちょっとなんで顔伏せるの！』
重岡『きゅ、急に眠気がっ！』
『ねえ！嘘でしょ！かおみーせーてよ！』
重岡『見せるか！このっ！』
『てれちゃったの〜？もーかわいいな〜』
重岡『ふざけんなっ！お前覚えておけよ！』





これが私と重岡のHalloween。







♡終わり

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