イ・ジェノ ページ7
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携帯から電話を知らせる音が鳴って、イジェノと初めての電話。
「もしもし」
『おーAちゃん。やっほ』
落ち着いたトーンの声が聞こえる。
「なんか、変な感じだね普段直接話さないのに」
『うん。でもいつもドンヒョクからAちゃんの話聞くから勝手に知り合いのつもり』
私のこと話題に出すんだ、って嬉しくなる。
「やだ、変なこと言われてないよね？」
『うーん、ずっと彼氏いないとか？』
「まってそれ言いふらされてんのきつ」
ハハッ、と電話口から笑い声が聞こえた。
『いつも、あいつは大事な幼馴染だからお前ら気安く手出すなって言われてるよ』
「…そうなんだ、」
なんか照れくさくなっちゃった。結局またドンヒョクのことばっかりだ。
『…ドンヒョクのこと好きでしょ』
「え？」
『あれ、俺の勘違いだった？いつも目で追ってない？』
「あーちがうよそんなんじゃなくて」
『本当にちがうの？』
なんか見透かされてる？ジェノになら言ってもいいのかな。初めて他人に打ち明けるこの気持ち。
「これ初めて人に言うんだけど。小学生の時からずっとドンヒョクに片想いしてる」
『やっぱり』
「そんなにわかりやすかった？」
『ううん、俺も同じだから。ずっと片想いしてる。』
ジェノといえば、かっこよくて優しくて学校でも有名なモテ男な上に一途だなんて。女の子は損してる。
「その子って高校も同じなの？」
『うん。今はドンヒョクの彼女してる』
「……え、それまじ？」
『うん』
全てが判明した途端に、2人で声を上げて笑った。意味わからないくらい面白かったけど気づいたら泣いてた。
お互いの好きな人は、お互いの恋敵。
「本当にうちら馬鹿だね」
『でもしょうがないよね』
「私もジェノもちゃんといつかは幸せになろうね。」
『もちろん。Aちゃんならなれるよ』
「大丈夫、ジェノもなれるよ。保証してあげる。」
私たちは、こうやって振り向いてくれない相手に恋し続けるんだ。
「私でよければいつでも相談乗るからね」
『…じゃあどうやってあいつら別れさせる？』
「うわぁ、初っ端それ？」
周りからは重たいって思われるかもね。でも私も、ジェノも少し武器用なだけで。関係が壊れるなら1番そばにいたかった。ただそれだけ。
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ぬこた(プロフ) - ぴょんさん泣初コメ送らせていただきます🎶 この高校生特有のアレ…ﾂｰｰｰﾝしちゃいました…泣え！？めちゃいいんだけど！？って言いながらもっかい読み直して今コメ送らせていただいております…(T . T) とにかく最高でした…本当にありがとうございました泣 (2021年10月23日 20時) (
レス) id: 6364371bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - かれこれ5、6年占ツク読んできてるけど初めてコメントします！すっごいドキドキしました！楽しみにしてます^_^！！ (2021年10月22日 20時) (レス) @page7 id: 2f045f2b70 (このIDを非表示/違反報告)
リュイ - ナイスですぴょんさん、今度はヘチャンなんですね！私、最近ヘチャン大好きなんですよ！これからも頑張ってください〜 (2021年10月22日 17時) (レス) @page6 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょん
| 作成日時：2021年10月22日 13時
