No.38 卒業生 ページ41
相澤side
「＿＿＿あっ！いた！」
ｷﾞｸｯ
相澤「...この声は」
「相！澤！」
ﾄﾞﾝ!
「先生ー！！」
突然正面から抱きつかれ、体制を崩さないように踏みとどまった。
相澤「...相変わらず喧しいな
そしてひっつくな
海王院」
抱きついてきた女が顔を上げる。
美沙「やだなぁ先生！
それじゃ碧海と被るじゃない！
私もう生徒じゃないんだからミサって呼んでよ！」
こいつの名前は海王院美沙。
5年前、俺が担任をやっていた生徒で、海王院碧海の姉だ。
相澤「オーシャンズにも警備の依頼をするのは知っていたが
お前一人か？」
美沙「いえ、奏と青護も来てますよ
ほら」
青護「お久しぶりです、イレイザーヘッド！」
奏「ご無沙汰してます(ﾆｺｯ)」
相澤「あぁ
元気そうでなによりだ」
青護「母や妹たちも観戦に来てるんですよ
父は別件の仕事で来れませんでしたけど
碧海の勇姿を生で観れないって嘆いてました」
美沙「っていうか！
聞きましたよUSJでのこと！
私ほんとに心配してたんですよ！
なんですかこの包帯！！」
相澤「痛ぇよ」
奏「無事でよかったです」
相澤「あの事件がなきゃ、お前らも落ち着いて妹の試合観れたのにな
悪いな」
奏「いいえ
卒業生として、雄英への協力は惜しまないつもりです
いつでも頼ってください」
相澤「あぁ...
ありがとう」
.
PROFILE. KANADE＆MISA＆SEIGO→←No.37 うなれ体育祭
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作者名：H.A. | 作成日時：2021年2月6日 15時
