【ヒロアカ】鳥人間と人魚姫。【ホークス】 (ページ29)

今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:14,564 hit

No.27 ホークス×碧海、出会い。③ ページ29

ホークスside

ﾎｰｸｽ「海王院サン」

『はい？』

売人たちを乗せた警察の車が出発するのを見届けた後、彼女に近づいて声をかけた。

ﾎｰｸｽ「お手柄でしたね

一人であれだけのことが出来る高校生とか、なかなかいないですよ～」

『どうも』

ﾎｰｸｽ「あれ？

もしかして、もう関東帰っちゃう感じですか？」

『ええ、まあ

任務も完了したし、職場体験も今日で終わりなので』

ﾎｰｸｽ「ふーん」

『どうかしましたか？』

ﾎｰｸｽ「...(ﾆｯ)

ちょっと俺に付き合って貰えません？」

『...は？』

海王院さんを連れて、福岡で人気の焼き鳥屋にやってきた。

『居酒屋じゃないですか

私未成年なんですけど...』

ﾎｰｸｽ「やだなぁ、お酒飲ませたりなんてしませんよ～

ここの焼き鳥美味しくて有名なんですよ」

『へぇ』

ﾎｰｸｽ「あ、もしかして

焼き鳥嫌いでした？」

店の看板をじっと見つめていた為、もしやと思って問いかけたが彼女は首を振った。

『いや、好きですよ

福岡って、鶏皮が有名なんですよね？』

ﾎｰｸｽ「おっ、そうそう！

ここの鶏皮すごい美味しいんですよ！」

『...』

ﾎｰｸｽ「？どーかしました？」

『チャート上位の人気ヒーローがこんなとこで女の子とご飯なんて、

ファンの人たちからバッシング受けませんか？』

ﾎｰｸｽ「俺は全然気にしないですよ

でもまあ一応個室にしてもらいましょうか！」

席に着くと、テーブルに置いてあったメニューを広げてみせる。

ﾎｰｸｽ「食べたいのあったらなんでも頼んでいいですよ～」

『あ、はい』

暫くすると店員さんが注文した品を運んできて、彼女は焼きたての鶏皮を手にとって口に運んだ。

『...おいしい』

ﾎｰｸｽ「！...」

今日彼女と会って、初めての笑顔。

それは、見た人全員が惚れてしまうんじゃないかというレベルで、本当に綺麗だった。

ﾎｰｸｽ「(クールビューティって感じだけど、

こんな顔もするんだ...)」

『？どーしました？』

ﾎｰｸｽ「...いいや～？」

『？』

.