第14話 ページ15
主人公side
料理を食べ終えて私が洗い物をしている間,悟は今度はソファの上で寝そべってスマホをいじっていた.
洗い物が終わって,ダラダラとしている悟に声をかける.
『悟
明日も学校あるんだから,早く家帰って休んだら?
せっかく出張もないんだし』
五条「今日泊まるから」
『...』
何となくそんな気もしていたが,さも当たり前のような返事が返ってきて小さくため息が漏れた.
『じゃあ早くお風呂入ってきてくれる?
私もまだなんだから』
はーい,と言いながらタンスの引き出しから自身の着替えを取り出して風呂場へと向かった.
しばらくして風呂から上がった悟は普段の仕事でつける目隠しではなく,休日用のサングラスをかけていた.
交代で風呂に入り温まった体でリビングに向かうと,悟がソファに座って自身の髪の毛を乾かしていた.
隣に腰掛けてスマホでネットニュースを見ながら待っていると,悟が手に持っていたドライヤーでそのまま私の髪を乾かしはじめた.
五条「反対向いて」
私の髪まで乾かしてから,悟はようやくドライヤーの電源を切った.
『ありがとう』
当たり前のように悟の私物が置いてあったり,一緒に料理を食べたり,泊まったり.
一般的な恋人同士のように過ごしていても,私たちはそうではない.
ドライヤーを脱衣所の元の場所に片してリビングに再び戻ると,悟が壁に貼られた一枚の写真を眺めてその場に佇んでいた.
『...』
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プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月24日 7時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 5781b40464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:H.A. | 作成日時:2021年2月3日 0時