【Free!】ever blue. Ⅱ【松岡凛】 (ページ34)

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主人公side

夜、自分の部屋で勉強をしていると、携帯が鳴った。

prrr

『凛？

、、もしもし？』

凛〈涼、今家か？〉

『うん、どうかした？』

凛〈ちょっと出てこれねぇか？〉

『？』

部屋のカーテンを明け外を見ると、家の前に凛が立っていた。

『凛！』

凛「おう、悪いないきなり

勉強中だったか？」

『ううん、ちょうど今休憩してたとこ

どうしたの？マッサージ？

どこか痛めてるの？』

凛「はは、んなんじゃねぇよ

、、、実は、オーストラリアにいたころのコーチから手紙が来て、

もう一度向こうで泳がないかって誘われたんだ」

『、、え？』

凛「、、、県大会の前日に俺が言ったこと、」

『、、、うん、』

凛「あのとき、涼がわかったって言ってくれて、すげー嬉しかった

でも、オーストラリアの話が来て、どうしたらいいかわからなくなった

オーストラリアに行けば、
こんな風に簡単には会えない

お前に寂しい思いをさせるかもしれねえ

だから、」

『凛』

凛「？」

『私は凛のことが好きだよ』

凛「！」

『だから大丈夫

凛のやりたいようにやっていいんだよ』

そう言って、凛に優しく笑いかける。

凛「っ、、、

、、、涼

俺はもう一度、オーストラリアに行く

そこで、俺の夢を必ず実現させる

そのとき、隣にはお前がいてほしい

涼が好きだ

俺と、付き合ってください」

『、、、

はいっ』

返事をすると、正面から抱きしめられた。

『、、凛、苦しぃ、、

、、、泣いてるの？(笑)』

凛「、、、泣いてねぇ」

『はは』

凛「涼、必ずお前を迎えに来るから

待っててくれ」

『、、うん

待ってるね、凛』

その瞬間、優しく口付けをされた。

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