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05.神山智洋×洗濯 ページ6
〆．
「毎朝ご苦労さん」
「あ、ともくん」
手を洗うために洗面所へ行けば、洗濯機を回すともくんの姿があった。
大ちゃんは既に手を洗い終えて二階の自室を掃除中だとか。
「俺も、Aのことひとりじめしたいねんけどな〜」
「いつでもどうぞ〜」
「ほんなら今、ええ？」
「今？」
手についた泡を流し終え、タオルで手を拭く。
首を傾げつつともくんの方を向くと、正面から抱き締められた。
ハグが好きだね、みんな。
そのままゆらゆら左右に揺れて、ともくんは「はあ、癒される」と呟く。
「Aー！！まだー？！」
「っ、」
突然ののんちゃんの声に驚き、体が離れた。
「あーあ、邪魔されてもた」
イタズラっ子のように舌を出し、「ほんならまたひとりじめさせてな〜」と
前髪にキスだけ落として風呂場へ入っていったともくん。
お風呂掃除を始める、曇りガラスの向こうの彼に、
「……地味に一番キュンとするんだよね」
なんて、届かない声を零した。
〆．
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年11月25日 14時
