第五章 ページ36
ハヤテside
ハ「無理してんじゃねぇよ」
海辺まで逃げてきてからやっと手を離す
貴「無理なんか……」
言い返そうとしたAの肩に乗ってさっきよりも深い青色に光っているアイくんをつつく
ハ「無理してんじゃねーか。コイツ青いまんまだぞ」
貴「……」
ハ「嘘つくならもっとうまくつけ。強がってんのが見え見えで鬱陶しいんだよ。まるっきりバレバレで」
俺の言葉にAはうつ向いた
貴「フレイアはただワルキューレに入りたい一心で、私はお兄ちゃんを探したいだけなのに……」
Aが兄貴の事をお兄ちゃんと呼んだことで相当まいってるのが伺える
貴「仲良くできないのかな……戦争なんか大切な人がいなくなるだけなのに」
Aの言葉に答えるようにミラージュが近寄ってきながら言った
ミ「私の祖父は地球人。祖母はゼントラーディーです」
貴「……」
ミ「二人は地球人類史上初めての異星人のカップルで、しかも当時二つの種族は戦争状態にあったそうです。それでも二人は結ばれ地球人とゼントラーディは共存出来るようになった」
俺はミラージュの話の意図が分からなかった
ハ「で?だからどうした?とても立派な私のおじい様とおばあ様と同じようにあなたも二つの種族の架け橋になりなさい、ってか?」
ミ「別にそんな事……」
ミラージュの言葉を遮って俺は続けた
ハ「お前それAに滅茶苦茶プレッシャーかけてねーか?フレイアにもだ」
ミ「そんなつもりじゃ!」
俺はミラージュに畳み掛けるように言った
ハ「聞いたぞ。お前のじいちゃんとばあちゃんって伝説のエースパイロットなんだってな」
ミラージュは反論しようと逆に俺に言った
ミ「私の事よりあなたはどうするんですか?デルタ小隊に残るんですか?残りませんよね?ラグナはウミネコだらけですしネコアレルギーですし野良ウミネコにも負けっぱなしですし」
図星を突かれてカチーンとくる
ハ「次は絶対勝つ!」
ミ「さぁどうかしら?」
ハ「この……ゲロ被ったくせに!」
ミ「はあ!?かけたのはあなたでしょ!」
ミラージュと言い合いをしているとそれを見ていたAが堪えきれないように笑い出した
貴「クッ……クックックッ。あははは!」
ハ「ああもう面倒くせえ……行くぞA!」
言い合いする気を失った俺はAを連れて歩き出した
ミ「……勝手にしなさい!」
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リマ(プロフ) - レッドテールさん» この作品を参考にして作品を書いてもよろしいでしょうか? 感動するの作品なので・・・ (2018年10月12日 17時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
レッドテール - マタタビさんコメントありがとうございます!この作品を好きだって言ってくれてとっても嬉しいです!夏休みに入ったので頑張って更新していきます!これからもよろしくお願いします! (2017年7月21日 11時) (レス) id: 1fd051a143 (このIDを非表示/違反報告)
マタタビ - こんばんはー!マタタビです!私この作品好きです!頑張ってください! (2017年5月30日 20時) (携帯から) (レス) id: 4efe3cb1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - 待ってましたー! (2016年7月26日 20時) (レス) id: d437bf2317 (このIDを非表示/違反報告)
レッドテール - やっと更新出来るようになりました!長い間お待たせしてすみません!これから頑張ってアニメに追い付こうと思います!期待に添えるよう頑張るのでこれからも宜しくお願いします! (2016年7月25日 14時) (レス) id: 083304ccc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レッドテール | 作成日時:2016年5月6日 17時