光よりも速く風に舞え【ハヤテ・インメルマン】

第五章 ページ34

ハヤテside



ハ「ヘックシ！」


海に向かってクシャミをしてから一人呟く


ハ「何か嫌な感じ……」


いつの間にか後ろにいたボスに話しかける


ハ「お前もここの風が好きなのか？」


そう聞くとボスは返事をした


ハ「戦争か……」


俺はもう一度海に向かって呟いた





ミ「マルチドローンプレートの改良ですか？」


マ「そう。これからはデルタ小隊との連携がさらに重要になるからね」


裸喰娘娘で夕御飯を食べているとレイナさんに食べさせて貰いながらパッドを操作するマキナさんが言った


チ「なぁミラージュ。お前人間相手に戦争したことあるか？」


チャック少尉に聞かれて頷く


ミ「新統合軍にいた頃あります。チャック少尉は？」


チ「似たようなもんだ」


沈んだ声で返事をするチャック少尉に今度はこちらから質問する


ミ「ウィンダミア独立戦争の事は？次元兵器が使われ停戦。その後休戦状態が続いてるそうですが……」


チ「さあな。俺も詳しくは」


ミ「先月の宣戦布告では統合政府が搾取しようとしたと……」


さらに質問を続けるとチャック少尉は複雑そうに言った


チ「違う星同士が付き合うんだ。そりゃ色々あるさ」


何も言えずにいると話を聞いていたマキナさんとレイナさんが言った


マ「ミラミラ。シリアスなのもいいけどまずは腹ごしらえだよ」


レ「ご飯は楽しく食べるべし」


フ「……」


フレイアもさっきから黙ってもそもそとご飯を食べている


そんな話をしているとハヤテが帰ってきた

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