線香花火３ ページ23
どのくらいだろう。
眠っていたみたいだ。となりでは翔ちゃんがかわいらしい寝顔を向けている。
規則的に上下する胸。
安定した呼吸。
それにほっとしてしまう。翔ちゃんのやわらかい髪の毛を優しく撫でる。
色素の薄い髪の毛。くしゃりとつかんでみると寝顔が困ったようにゆがめられた。
「翔ちゃん……だいすきだよ。」
ずっと、いっしょにいようね…。
◆ ◆
ふいに携帯電話がバイブ音を振るわせた。
「…あ、りんちゃん」
夜中だというのにりんちゃんはまだ起きてるのか。
あいかわらず夜更かしさんです＾＾
「はい。りんちゃんひさしぶりですねえ」
『李玖！ごめ、…こんな時間に。声、ききたかったんだぁ…』
「うん」
『最近李玖ってばぜんぜん会えないし…』
「うん」
『なんか、困ったことある?』
「……こまったことですか…う〜ん？ あるといえばあるかなあ」
『なに？』
「りんちゃんは気にしなくていいよ〜」
『はあ? 怒るよ、怒っちゃうよ？こちとら本気で心配してんの！』
２・３週間ぶりに聴いたりんちゃんの声。愛はまだあるんだ、
そう感じる。ぼくの全身でりんちゃんが愛しいと感じた。
でも翔ちゃんには劣る愛情だ。
りんちゃんはだいすき。でも、翔ちゃんのことはもっと大好きなんだ。
翔ちゃんの存在はまだ知らないりんちゃん。
弟くんがいるんだ。っていったらどんな顔をするんだろう？
ああでも電話じゃカオは見えないや…。
「ぼくには、弟がいるんです。」
『え？』
「すっごくかわいい弟なんですよぉ。りんちゃんにも会ってほしいな」
「翔ちゃんっていうんです。うたを歌うのが大好きで、とってもかしこくって。
…今はしんどい身体だけど、運動神経もとってもいいんです！
りんちゃんはぼくの彼女だから。
翔ちゃんにあってほしいんです。だめですか？」
『ぅ…う、ん。会うよ？いつでも。弟くん、いたんだね。』
りんちゃんは少しだけ戸惑った声。
見かけによらずかしこいから、すぐに翔ちゃんの抱えている問題も
感づいてしまったみたいです。そして
「次の日曜日、あえる？」
ぼくはそう聴いた。
ラッキーアイテム
ローズクォーツ
らっきーにゃんこ（＾･ω・＾）
音にゃん
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あかり(プロフ) - 小傍唯さん» ま…まぁ、作者がうた☆プリ派だからね…ｗｗ 春休み中にがんばりますよ！ (2013年3月29日 18時) (
レス) id: eca0ed450a (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 小傍唯さん» わたったです！がんばって今日も更新します！来栖くんで読んでくれてるなんって…うれしくて泣けるですよ (2013年3月22日 23時) (レス) id: eca0ed450a (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 小傍唯さん» あ、ありがとうございます!伝えておきますね（。・ω・。） (2013年3月22日 18時) (レス) id: eca0ed450a (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 小傍唯さん» ありがとうございます/// 下野さんの声で再生してもらえているなんて光栄です＾＾ (2013年3月21日 23時) (レス) id: eca0ed450a (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 他県にはいけないな、あたし(笑）女の子同士だといろいろ相談もしやすそうです＾＾、弟とお兄ちゃんいるけど仲いいよ。でも姉妹に憧れてます(^-^) (2012年11月14日 23時) (レス) id: ba25215080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/akaruihosi_akar
作成日時：2012年7月24日 11時
