モーニングコール＃２ ユノ〜Call Me Maybe〜

騙されたと思って・・・ ページ6

「日本の＜丼ぶり＞をアレンジしてみました〜♪
　見た目は麻婆丼だけど、下はキムチチャーハンを卵で包んだものが入ってまーす」

チャ「・・・ほ、ほう」

「シチューは時間がかかるので、アサリと生クリームでクラムチャウダーに・・・」

チャ「うんうん」

まぁ・・・アメージングな組み合わせだけどね(笑)
それでも匂いに釣られたのか、鼻をクンクンさせているチャンミンは、食べる気満々みたい。

チャ「いっただっきまーす」

ご丁寧に両手を合わせて、日本語でいただきますのご挨拶。

どうかな・・・

チャ「・・ん？・・うん！・・うまい！！(笑)」

眉をハの字に下げて目を瞑った幸せそうな顔に、こっちも何だか幸せ気分。
チャンミンは、大きな口で気持ちいいほど食べてくれる。

「あー、よかったぁ」

ホッとしたのも束の間、すぐに、

チャ「ドトラ、おかわり！」

「えぇ？？もう？」

チャ「うん、まだ３杯はいけるかも・・・」

「・・・・・・(はぁ〜)」

チャ「何か問題でもあるか？お？」

チャンミンの底なしの食欲に、心の中で盛大なため息をついた私だった。


.


.


やっとチャンミンのお腹が膨れた所で(それでも本人は腹八分目だと)、

チャ「どとらー、メールの件だけど、」

「はいはい？」

チャ「いつにする？」

「んー、・・・何が？」

チャ「は？決まってるでしょ、僕達の宿舎に来る日のこと」

「・・・お世話しに行くっていう、アレ？」

チャ「そう、アレです！(怒)
　 料理もまあまあだし、これなら合格でしょう」


・・・ガッツリおかわりしていたのは誰ですか？(呆)
と思っても、ここは大人の対応で流そう。

「まあまあですか・・・、どうもです(苦笑)」

結局、大学に通っていることは言えないので、用事がない日は次の日曜日ということにした。

チャ「日曜ですか・・・確か午前中にイベントがあるけど夕方には帰れるかな。
　 うん、じゃあ仕事が終わったら電話するからね？」

「了解でーす」

チャ「もちろん夕飯はドトラが作ること、いい？
　 宿舎には他にもヒョンが住んでるから、量は多めにして」

「えーと、ヒョンってユチョン？」

チャ「気になってたけど、なんでユチョンは呼び捨て？」

「ん？・・・まぁ、ユチョンはユチョンだから・・」

チャ「ユチョンもジュンスもいるし、」

「えー！ジュンスも！？・・・ははっ、ははははっ・・」

チャ「・・？」

ジュンス＝CM撮影での悪夢に笑うしかなかった。

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