テニプリ ダーツ界の姫は青学の天才美少女マネージャー 2

氷帝対城成湘南 ページ17

仁王くんに連れられて見たかった四天宝寺対六角の試合は見れなくなったけど、思えば私は青学のマネージャーだった。
この試合に勝った方が青学と戦うんだ。

忘れていた。





　「どうじゃ、どっちが勝つと思う？」
　『そりゃ、氷帝でしょう』

普通に考えてと付け加える

　「けどのぉ、この合宿ではそれが通じんのじゃよ」
　『え』

　「さっきの試合、間違いなくワシらが勝っていた
　 あのオーダーでなかったら」
　『何を言ってるんですか、あのオーダーは精市くんが決めたんですよ
　 なぜ、私に言うんですか？』
　「幸村はいつものオーダーにしようとしていた
　 それを変えるよう言ったのはAじゃろう」
　『そうでしたっけ？』

　「とぼけるな、お前の仕業だということはわかっている」

　『流石です。あなたには色んなことを見抜かれますね』
　『いいでしょう。準備も整いましたし、一つ質問に答えましょう』

　「何が目的じゃ」

　『意外とストレートなこと聞くんですね、あなたならこの計画はいつから考えてたかとか聞くと思ってたんですけど』
　「話を逸らすな」
　『恋ですよ、恋。好きな人を勝たせたい、それだけですよ』
　「そいつは＿＿＿」
　『ダメですよ、質問は一つって言いましたよね
　 お手付き、一日休みです。

　 試合も始まりますし、手前の方へ行きますね では』

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