魔法9 うらたsaid ページ11
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坂田が前々から尊敬していた"町一番の魔法使い"がまさか俺らの船に入ってくるとは思わなかった
不法侵入者がその魔法使いだなんてな。
ここから出させてくれないと諦めたようで、ひと段落ついたとき。
"町一番"なんて呼ばれて嬉しいだろうな、と化け猫としての能力があまり高くない俺は少し妬みながら、「魔法使いは大変か」と聞き返した
「これでも17」だってよ。
どんなけ大人っぽいのか知らないけど、様子からして過去に何かあっただろう
無理には聞かないけど。
1つだけ空いてる部屋に案内し、そこに入って座る。
因みにほかの3人は今頃遊んでるだろう。お遊びはゴメンだ。
さっきも言ったけど無理には聞かないけど気になるものだ、聞ける範囲だけ聞いてみよう
「……あのさ、「私も17だけど」って濁したけど、昔なんかあった？」
『…え？』
「あ、いや別に無理に話さなくてもいいし」
するとじっと俺を見つめてきた。
途端に恥ずかしくなり目をそらす俺。
『………あんたなら大丈夫そうやね』
俺なら大丈夫？
なんのことだろうか。
もしかして…
「お前、俺の"内心"でも読んだ？」
杖がないくせに、って言おうとしたけどさすがに傷つくだろうと飲み込んだ
『杖が無くても魔法くらい使えるんやから』
口角を少しあげてそう言った。
「で……俺なら大丈夫ってなんのこと？」
『………信じてくれるやろなぁ、って。』
そう言いながら片目に付けていた眼帯を取ろうとする
「え、ちょ……見られちゃまずいんじゃねぇのかよ。」
『だから、あんたなら大丈夫って思ったんよ』
怪我でもしてるのか、それか片目がないのか
よく分からないが、その眼帯が外されて真実がわかった
「……は？」
『…嫌ってくれても構わへんよ。元々嫌われてるかもしれへんけど……おかしいやろ？私の目、片方だけ色が違うんって。』
そういうことだったのか
確かに片方だけ色が違う
俺は"嫌ってくれても構わない"とか"おかしい
その透き通る
別に惚れたわけじゃないけどさ…
『ほらね、言った通りやん。…だから見せたくなかったんやけどね…』
「っ、いや！その
『えっ』
「あ…えと…ごめん…変だよな急に…」
『……ありがとう、ね』
「え？」
『小さい頃は目の色のことで馬鹿にされてたからさ』
馬鹿にされてた…？
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赤坂 - 目の色が違うってかっこいいですね。（唐突）すごく面白いので無理しない程度に更新頑張って下さい!!! (2020年2月1日 10時) (
レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - おかえりなさい♪？？ 更新ありがとうございます？笑笑 無理のない程度にふぁいとですよ♪ (2018年5月26日 17時) (レス) id: b9f81f387d (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - 四葉ゆうさん» あーそうかもです。デッキって表示でいいですかね。その名前が思い出せなくてw (2018年3月31日 7時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - コメ失礼します。船の開けているところって多分甲板じゃないですかね？違ったらごめんなさい！上から目線失礼しました。更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月31日 7時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - Mocaさん» 大丈夫ですか？！() ありがとうございますっ！ (2018年3月28日 19時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊木アミ | 作成日時：2018年3月13日 19時
