【歌い手】-ハイドアンド・シーク-【うらたぬき】 (ページ7)

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『爽夜、あんたがうらやましいよ…』

休み時間に爽夜と話す

爽夜「いやまぁ、自己紹介て、あんなもんでしょ！」

君がフリーダムすぎるんだよ……

皆真面目なのに、君だけ違ったよ…！！

先生に似てんな爽夜←

爽夜「まぁまぁ。あんたもいつかは私みたいになれるさ。ね！浦田くん？」

渉「ん？」←聞いてなかった

爽夜「もしかして聞いてなかった？」

いや、そらな

急に振られたもんね、聞いてないはずよ

渉「急に言われても聞いてないよ。で、なに？」

怖い怖い怖い冷静すぎて怖い……！！

爽夜「Aってさ、私みたいに元気女子になったら可愛くなれるよね？
　いやまぁ、元々もちょー可愛いんだけど～～」

そう言って、私をぎゅーっと抱く爽夜

『私、可愛くないし………』

渉「うん、よく分かんない。女子のこととか聞かれてもね…」

『』←

爽夜「でもさでもさ、Aとなかいいじゃん！」

渉「それはあれだね、入学式の日から友達だから」

ああああああ対応イケメンかぁぁぁぁぁぁ

しかし、好きになったわけではない

私は、うらたぬきさん一筋なのよ

爽夜「へー知らなかったww浦田くんて、彼女いるの？めっちゃカッコいいし、
　いそうなんだけどー」

渉「いないよ。俺がやってることが、結構関わってくるから、彼女とか作ったら
　ダメだし…」

爽夜「浦田くん、なにやってるの？歌うの好きらしいけど…」

渉「………単に歌うの好きなだけだよ」

何か私の入る間がない……

『あ、あの、爽夜……ライブの話しよ…』

爽夜「あ、あぁ、ごめんよぉ一人にして～…ライブさ、何色の服着てく？」

渉「ライブ………？」

なんとなく、渉さんが反応した気がした

『み、緑に決まってる…！分かってるのに聞かないでよ～』

こたぬきとして、緑は重要！！

うん！

爽夜「うん知ってるw私は、安定の赤だぜ」

『爽夜は坂田家だもんね～』

渉「ん？」

「『え？』」

渉さんが反応したのを、私と爽夜は声を揃えて反応する

知ってる、とか？

爽夜「どうしたんだ、浦田くん」

渉「いや、こっちの話…」

『び、ビックリした……』

爽夜「やっぱグッズ買うからお金貯めないとね～」

『そうだね…！私は最近お出かけとか行かないし、結構貯まってるよ～』

爽夜「いーなー…私、つい最近、浦島坂田船の新しいCD買ったから……」

渉「ん…!?」