【歌い手】-ハイドアンド・シーク-【うらたぬき】

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あれから１週間


普通に学校生活を送ってる今

最近気がかりなことがある

それは……



「ね！浦田くん明日のお昼一緒に食べよ！」

「今度出掛けない？」

「今日遊ぼ！」


そうそれは…


渉くんが人気になった

めっちゃモテるしめっちゃ遊びに誘われたりするし


お人好しか知らないけどそっちばかりに行って最近私と話してない



私は



捨てられたかなぁ


多分誘われたりする中で、誰かと浮気してそうで怖い


でもありうる話



『…私は…………』


小さく呟いた



真冬「A？」

『ん？なに？』

真冬「なんもないよ」

『なにそれw』

真冬「顔色伺っただけ〜」

ははっ、と笑っても多分本当の笑いじゃない


ねぇ、どうして？


渉くん……

私に飽きた？


お願いだから……


気づくと知らぬ間に涙を流していた


私は咄嗟に拭い教室から出て、下校した


息が苦しくなる


ふっと後ろをみたら人だかり


渉くんだ


あの隣は私だった



『……やだやだ違うっ…ただの思い違いだっ』


言い聞かせて走った


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渉 said


俺、どこか狂ったのか…


ダメだって分かっても相手が可哀想だから断れない

「彼女いるー？」

「……いないよ」

あいつのことだから、彼女がAなんて知ったら集団でいじめにいくだろう

それは避けたい



ごめんA


俺だって自覚してる

隠してるけど一人だけ浮気…か知らないけどそういう関係になってしまった人がいる


浮気なんてしないはずなのに


集団と分かれたあと、「そいつ」はくる

「渉〜！本当凄い人の数だね！私という彼女がいるのに」

「ははっ、そうだな」

愛想笑いかな


「渉は私のこと好き？」


好きじゃないって言わなきゃなのに


「うん、好きだよ」


あーあ


Aを守るって言ったのは俺なのに



ごめん

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