【歌い手】-ハイドアンド・シーク-【うらたぬき】

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『気付かなかったです、』



渉「そうだねw……俺、不安なんだよな。中学の友達がいない高校受験したから
　 友達できるかな、って。」



『わ、私は、仲が良い友達と同じ高校を受験しました…何かその子が「A一人であの
　高校は危ない！志望校特にないし、私もそこいく！」っていって(笑)』



渉「優しい子なんだねwいいなぁ、友達いるって…」



『あの、わ、私で良ければ、是非お友達に…なりたい、です…』



渉「え………いいの…？」



可哀想……


知り合いがいない学校にくるなんて……


相当勇気がいるよね……


私は渉さんに友達って思ってほしい…



『い、いや、ですk…渉「ちがっ、いやあの…俺も友達になりたいなって…」えと…』



渉「俺も、友達になりたい…」



『………よ、よろしくお願いしますっ…』



私は頭を下げた


いや、まぁ結構人見知りだよ、私



でも、表の私は綺麗な私だから



誰も、本当私を知らない




本当の私は…………



渉「ありがとう、Aちゃん。俺、正直めちゃくちゃ嬉しいんだ。女子から
　 友達申請してくる子がいて、さ…」



『ほっとけないんです、、可哀想って…』



渉「君は優しいんだね。あ、そろそろ戻ろうか」



違う



私はこんなに優しくない



本当は臆病で



なにもできない




私は渉さんについて校門まで歩く




ふと、気付いたら桜の木の枝が数本おれてる



なおしてあげないと…



『…………治れ』


私は木の方に手を開いて向けた



渉「？何してるの？」



ヤバいみられる…



ちょうどその時に、枝が浮いて元の木の場所に戻った



渉「ま、魔法…!?」



『……っ』




私は、怖くなって走って校門までいった



・




・




・



？「でね〜今回のライブねぇ、握手会あるんだよーさかたんと握手したい…」



『爽夜は坂田さん本当に好きだね〜！』



爽夜とは



私のなかいい友達で、


一緒の高校を受験してくれた子。



めちゃくちゃ優しい子。



同じ歌い手が好きで坂田さんが好きらしい



爽夜「あんたはうらたさん好きすぎるんでしょ〜w」


現在ファミレスで私の親と爽夜の親で一緒に食べてる

お互い仲良いんだよね



『ライブ行きたい…』



爽夜「大丈夫、ゲットしたから！」



『マジ!?やったー！』



母「相変わらずね」



爽夜母「二人とも趣味が同じね」



父「Aにも好きなものできたんだな」



爽夜父「アーティストだな」



ライブ、いける…

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